AIテスト自動化プラットフォーム「MagicPod」の導入
東京都に本社を構える株式会社MagicPodは、AIを活用したテスト自動化プラットフォームを提供しています。最近、株式会社delyにこのMagicPodを導入したことで、同社が運営するレシピ動画プラットフォーム「クラシル」の関連サービス「クラシルリワード」の開発効率向上を図っています。
delyは「BE THE SUN」というビジョンのもと、社会にポジティブな影響を与えることを目指しています。その一環として、国内No.1のレシピ動画プラットフォーム「クラシル」や、買い物サポートアプリ「クラシルリワード」、ライフスタイルメディア「TRILL」、さらにライバーマネジメント事務所「LIVEwith」を運営しています。
課題の背景
「クラシルリワード」の開発において、MagicPod導入前は開発者たちがスプレッドシートを使用してテスト項目を管理し、手動で機能チェックとリリース作業を行っていました。しかし、サービスが拡大するにつれて、確認作業の難易度が増し、リソースの消耗が顕著となっていました。特に問題が起きることはなかったものの、「事前に防げた問題もあるのでは」といった反省があり、自動テストツールの必要性を感じられるようになったと言います。
MagicPod導入の決定
中澤郁斗さん(クラシルリワード開発責任者)は、最終的にMagicPodの導入を決定した理由として、エンジニアも非エンジニアも直感的に利用できるGUIベースの設計が大きな魅力だったと語っています。また、クラシルリワードの特有の機能に特化したテストも行える点や、トライアル期間中のカスタマーサポートの質の高さも導入決定の重要なポイントでした。
自動テストによる恩恵
MagicPodを導入した後、delyではサービスのコア機能を定義し、自動テストを実施しています。この結果、リグレッション防止につながり、開発者たちは「安心して開発に取り組む環境が整った」と感じるようになりました。
社内の反応も好意的で、特にコア機能部分が自動化できたことが開発者にとって大きなメリットとなっています。
長期的な視点での取り組み
テストの自動化は一朝一夕では完成しませんが、中澤さんは長期的な視点のもとで業務プロセスのクオリティ向上に結びつくと確信していると語りました。自動化の進行によって開発者たちはより重要な作業に集中できるようになるため、全体的な生産性が向上することが期待されています。
MagicPodの紹介
MagicPodは、モバイルアプリテストやウェブアプリテストの両方に対応したAIテスト自動化プラットフォームで、プログラムスキルがなくても直感的に使用できるデザインが特徴です。数百社の企業に導入されており、そのメンテナンスのしやすさやAI自動修正機能により、リリースサイクルの加速が実現しています。
このように、delyがMagicPodを導入することで、クラシルリワードの開発プロセスがいかに改善されたかが伺えます。テスト自動化の重要性が増す現代において、他の企業がどのようにこの流れに乗っていくのか注目が集まるところです。