奄美大島のクラフトビール
2022-07-25 13:35:15

奄美大島のクラフトビール醸造所が初のビールを出荷!

奄美大島の奄美市名瀬地区に、新たにクラフトビールの醸造所「奄美ブリュワリー」が誕生しました。この醸造所では、奄美群島で唯一のクラフトビールを製造しており、2023年8月に初出荷を迎えました。奄美群島は、多くの美しい島々から構成され、特に奄美大島と徳之島は自然豊かで、2021年には世界自然遺産にも登録されるほどです。奄美群島ならではの素材を活かしたビール作りを通じて、地域の魅力を広く伝えることを目指しています。

奄美のクラフトビールは、地域特産品や地元の素材を使用しています。醸造所では、奄美大島で育った島ばななや長命草、さらに徳之島の幻の黒糖など、奄美ならではの自然の恵みを活かしたビールを製造。これにより飲む人々が奄美の素材と触れ合い、その魅力を実感できる製品づくりを心がけています。

「奄美ブリュワリー」は、地元のシェフたちの協力を得て、飲食スペースを併設。このスペースでは、醸造したばかりの樽生ビールと共に、地域の食材を使った料理も楽しむことができるため、地元の素材の良さを体感することができます。特に、10連式タップで提供される新鮮なビールは、訪れる人々にとって格別な体験となるでしょう。

同時に、奄美群島の年間ビール消費量は約350万リットルに上ると言われており、その市場の約99%は大手メーカーのビールに依存しています。奄美ブリュワリーは、このビール市場に新たな風を吹き込み、地元で作ったビールを地元の人々にも受け入れられるようにすることを目指しています。一杯のビールが、島民の雇用を生み出し、奄美の地を多くの人に知ってもらうきっかけになることを期待しています。

また、奄美ブリュワリーは環境への配慮も大切にしています。醸造過程で発生した麦芽カスは、無駄にせず地域の養豚に活用されており、持続可能なビジネスモデルを構築しています。これにより地域の環境保護にも寄与することができるため、地域社会に貢献する意義深い取り組みとなっています。

今後の展望としては、追加のクラフトビールを定期的にラインナップし、地域の素材を使った商品開発を進めていく予定です。8月には「ソルティーシークニンサワーエール」など新しいビールもお目見えし、クラフトビールのバリエーションも増えていきます。

奄美大島のクラフトビールは、その豊かな自然と地域文化を表現した大変個性的な商品の一つ。今後は、地元住民だけでなく、観光客へのPR活動にも力を入れ、全国各地へとその魅力を発信していく所存です。また、自家製の食材を使用したスペシャルメニューも考慮し、訪れる人々が地域の味を楽しむ場としても活用していきます。これからの奄美ブリュワリーの成長が楽しみです。

会社情報

会社名
奄美ビール株式会社
住所
鹿児島県大島郡伊仙町伊仙2288-32F
電話番号
0997-58-8100

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