CGクリエイター支援を強化するTANOsim、資金調達と新たな展開

株式会社TANOsimの新たな展開

株式会社TANOsimは、CGクリエイターの支援を強化するため、約8,500万円の資金調達を成功させたことを発表しました。この資金は、大和企業投資株式会社とKLab Venture Partners株式会社からの第三者割当増資によるものです。

企業概要と背景

TANOsimは2016年に設立され、東京都港区を拠点とし、代表取締役社長の森本高廣氏が率いています。CG分野はゲームやアニメ、映画だけでなく、医療やプロダクトデザインなど幅広い領域で活用されており、特に近年ではVR、AR、MR技術の発展により、その需要が高まっています。しかし、発注企業とクリエイター間のマッチングがうまくいっていないという実情があります。発注企業は良いクリエイターを見つけるのに苦労し、クリエイターは常に新しい仕事を求めているという状況が続いています。

この複雑な構造を理解し、変革をもたらす一般の経営者は少数派です。だからこそ、CG業界での経験を積んできた森本氏は、この業界に特化した解決策を提供できるのです。

「CGクラウド」の進化

TANOsimは、業界の変革に向け、CGクリエイターのためのマッチングプラットフォーム「CGクラウド」を開発しました。2016年12月の創業以来、サービスの開発を進めており、2017年8月にベータ版がリリースされました。2018年7月にはギャラリーサイトとしてフルリニューアルし、クリエイターがアップロードした作品が世界中の人々に広がる場を提供しています。

このプラットフォームを通じて、クリエイターの作品が一層多くの目に留まり、新たな機会が創出されることが期待されています。TANOsimは、CG業界の発展に寄与し、CGをより多くの人々に親しまれる存在にすることを目指しています。

今後の取り組み

今回の資金調達によって、TANOsimは人員増強を行い、サービスのさらなる向上を図ります。「CGクラウド」がクリエイターと発注企業の双方にとって真に価値あるプラットフォームとなるよう、不断の努力を続けます。これにより、業界全体の健全な発展が促進され、CGクリエイターの可能性が広がることが期待されます。

公式サイトにて、CGクラウドの詳しい情報が掲載されていますので、ぜひご覧ください。

CGクラウド公式サイト