建設業界の人材育成
2025-10-02 11:24:57

インドネシアに新たな日本語教育機関が誕生!建設業界の若手人材育成へ

インドネシアに設立された「Legacy Japanese School」の取り組み



2025年10月1日、株式会社レガシーがインドネシア・バンドンに新たな日本語教育機関、「Legacy Japanese School」をオープンしました。これは、建設業界に特化した教育プログラムで、工科系大学を卒業したばかりの学生たちを対象にしています。

このプロジェクトの主要目標は、日々の生活や仕事で日本語を使うための基礎知識を身につけさせ、建設業界における文化適応を支援することです。従来の日本語学校は多く存在しますが、施工管理に必要な知識や技能を一貫して提供する取り組みは、この学校ならではの特色です。最初の40名の第1期生が参加し、今後は日本の建設会社で活躍する人材として期待されています。

事業背景



日本の建設業界では、施工管理技術者の高齢化と人材不足が深刻な問題となっています。2040年までに約5万人の技術者が不足するとの予測もあり、若手の確保が急務とされています。しかし、若者の建設業離れが進み、実際に採用できる人材が減少しているのが現実です。

一方、インドネシアでは職を求める若年層が数多く存在し、優秀な工学系の学生も多いです。しかし、日本語を学ぶ環境が限られているため、日本で就業するための具体的なステップを知らない学生が多く、就業機会を十分に得られないのが現状です。このような背景があり、レガシーは両国のニーズを結びつけることを目指して教育機関を設立しました。

教育プログラムの特長



「Legacy Japanese School」は、以下の3つの特徴を持ったプログラムを展開しています。

1. 独自のカリキュラム:日本国内の施工管理職に必要な知識を明確にし、中核となる日本語能力を育成します。日本語能力試験(JLPT)N3の習得を目指し、入社日の円滑なコミュニケーションを可能とするカリキュラムを設計。生徒を指導するのは、日本での就業経験が豊富な講師陣です。

2. 安心の派遣システム:レガシーは、一定期間の派遣後に評価を行い、適合する人材を正社員として採用するシステムを整えており、企業も安心して海外人材を受け入れることができます。

3. 名門大学との提携:インドネシア・バンドンは工学系大学が多く集まり、優秀な人材が集まります。国立工科大学やウィドゥヤタマ大学などとの提携により、高い応募倍率を誇り、優れた学生がプログラムに参加しています。

今後の展望



すでに第1期生の40名が入学を完了し、語学力テストをクリアした学生から日本企業への派遣が始まっています。2026年4月には第2期生として約60名のプログラムもスタートする予定です。3年以内に100名以上を育成し、日本の建設業界の問題解決に貢献していく方針です。

さらに、将来的には他地域にも分校を設立し、より多くの優秀な人材を育成する目的を持っています。

会社情報



株式会社レガシーは、建設・不動産業界に特化した採用支援サービスを展開しており、「超人手不足時代の“なくてはならない”企業へ」という理念のもと、医療や教育など社会インフラ領域においても人材ニーズに応えています。

今回の日本語教育機関設立は、国際的な視点での人材育成を進める重要な一歩であり、日本とインドネシアの架け橋としての役割を果たすことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社レガシー
住所
東京都港区芝4-7-6 尾家ビル5階
電話番号

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