オンドが新たにサプライチェーン排出量自動算定ソフトウェアを発表
最近、地球温暖化への対応策が一段と重要視される中、企業にとってもその取り組みが求められています。そんな中、オンド株式会社がサプライチェーン排出量を自動で算定するソフトウェア/システムのベータ版をリリースしました。この新たなツールは企業が直面するさまざまな課題を克服し、効率的で正確なデータ管理を実現します。
現在の課題とソリューション
企業がサプライチェーン排出量を算定する際、多くの企業では多岐にわたる社内外の関係者からのデータを収集しなければなりません。また、Excelを用いた作業は効率が悪く、即時性や正確性に課題を抱えています。これに加えて、担当者による管理の属人化も問題視されています。これらの問題を解決するために、オンドの新しいソフトウェアはリアルタイムでのデータ取得と算定を可能にします。
このシステムは企業の基幹システムであるERPと連携し、自動的に排出量を算出します。これによりデータの即時性と正確性が向上し、誤った情報に基づく判断を回避できます。
経営への影響
ソフトウェアには経営の意思決定を助けるダッシュボード機能が搭載されており、情報非対称性がある経営層でも簡単に理解できる設計になっています。これにより、リアルタイムの排出量情報を経営指標として活用することができ、企業のIR(投資家向け広報)効果も期待できます。脱炭素経営の促進だけでなく、持続可能な成長を図るための支援ツールとしても非常に有用です。
オンドのサービス展開
オンドは2021年4月からサービスを開始以来、東証一部上場企業から多くの問い合わせを受けていますが、単なるソフトウェア提供に留まらず、共同事業を通じた脱炭素化の新たな取り組みも推進しています。例えば、LCA(ライフサイクルアセスメント)のコンサルティングや、CDP質問書、TCFD、SBTなどの気候変動リスクに関連する各種開示の支援も手がけています。
現在、サプライチェーン排出量の算定を始めていない企業に対しても、ソフトウェア導入と同時にコンサルティングを提供するなど、柔軟なサポートを行っています。これにより企業は、環境への負荷を軽減しながら、情報を整理しやすくなるメリットを享受できます。
導入企業の募集としっかりとしたサポート
新型ソフトウェアのベータ版リリースに伴い、オンドは導入企業の募集をかけています。サプライチェーン排出量の算定をまだ行っていない企業様も、気軽にお問い合わせが可能です。詳細なサービス内容については、オンドの公式サイトをご覧ください。
オンド株式会社は今後も環境問題に対する企業の取り組みを支援し、持続可能な社会を築くための力になっていきます。
お問い合わせ先
企業が初めてオンドに接触したい場合は、公式ウェブサイト(
https://www.ond.earth)やメール(
[email protected])からの連絡が可能です。また、すでにオンドの営業担当者がわかっている企業の方は直接営業担当者にご連絡されると良いでしょう。
オンドのソフトウェアは、企業が温室効果ガスの排出量を管理し、持続可能な経営を実現するための大きな一歩となることでしょう。