シニア支援の1年
2025-11-06 09:31:51

シニアを支える新たな雇用モデル『キャリア65』が1周年を迎えた訳

シニアを支える新たな雇用モデル『キャリア65』が1周年を迎えた訳



日本は超高齢社会に突入しており、65歳以上の高齢者が人口の29%を超えています。この現実と対照的に、シニアの約3人に1人が働く意欲を持ちながらも働く場所が見つからないという問題があります。合同会社福祉人事が運営するシニア向け求人サイト『キャリア65』は、2024年11月6日に1周年を迎え、この問題に取り組んでいます。

社会背景:働く意欲と求人の現実



高齢者が「健康なうちは働きたい」と願うのは自然なことですが、実際には「働きたくても働けない」というアンバランスが存在します。求人サイトやハローワークでの「高齢者歓迎」の求人は非常に限られており、多くの場合、応募しても年齢を理由に断られることが少なくありません。また、求人内容が特定のスキルを求める傾向にあり、シニアにとって適切な仕事を見つけるのは難しいのが現実です。

この状況は単なるマッチングの問題ではなく、高齢者向けの求人自体が不足しているという根本からの課題です。『キャリア65』はこの認識をもとに、高齢者雇用を「特別なもの」とするのではなく「当たり前の選択肢」とするため、求人数の増加と質の向上に注力しています。

求人量の増加:企業の負担を軽減



シニア向け求人が少ない理由の一つには、企業側のコスト負担や採用リスクがあります。『キャリア65』はそれに対処するため、「最初の1名の採用費用を無料」にし、さらに以降は「採用決定の段階でのみ料金が発生する完全成果報酬型」のモデルを採用しました。この仕組みにより、企業は初期投資なしで求人を掲載でき、リスクを低減しながらシニアを採用することができます。

手続きを簡素化することで、小規模事業者や個人経営の店舗でも手軽に求人を出すことが可能です。このようにして、『キャリア65』は「働きたくても働けない高齢者」を減らす取り組みを推進しています。

求人質の向上:シニアに合った職場探し



求人の量を増やすだけでなく、内容の質も大切です。『キャリア65』では、高齢者が重視する「健康への配慮」と「やりがい」に基づく検索機能を開発しています。求職者は「体を動かす仕事」や「認知症予防に寄与する仕事」など、自分の健康状態に合った求人を探せる仕組みが整っています。

企業側も煩雑な入力作業が不要で、シニア専用の求人カテゴリをボタン選択で設定できるため、簡単に求人を作成できます。これにより、求人の質が向上し、求職者は安心して「自分に適した仕事」を見つけられるようになります。

今後の展望:地域と共に新たな社会基盤を



『キャリア65』が目指すのは、単に求人を増やすことではなく、「働くことが生きる力になる社会」の実現です。高齢者が役割を持ち続けることは、健康や生きがいの維持に直結します。アクティブシニアの増加は、介護や医療に依存しない健康寿命を延ばし、社会保障費の抑制にも繋がります。

この取り組みは国際的な持続可能な開発目標(SDGs)にも貢献しており、特に「働きがいも経済成長も」、「人や国の不平等をなくそう」という目標に寄与しています。『キャリア65』は求人を「経済活動の入口」と捉えるのではなく、「人の可能性をつなぐ社会インフラ」として再定義し、高齢者が活躍できる社会を共に作り上げていくことを目指します。

これからも『キャリア65』は、企業、地域、そして個々人と手を携えて、「働きたくても働けないシニアをゼロにする」という情熱のもと、さらに地域と共に成長する姿勢を持っています。


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会社情報

会社名
合同会社福祉人事
住所
東京都港区南青山2丁目2番15号WIN青山531
電話番号
090-6064-2453

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