レメディが株式会社ジョッブスを完全子会社化
2023年10月、レメディ・アンド・カンパニー株式会社(東京都千代田区)は、医薬品の安全性情報管理と翻訳サービスを提供する株式会社ジョッブスの全株式を取得し、2025年2月28日付で完全子会社化することを発表しました。この動きは、医薬品産業における一層の成長を目指すものであり、ジョッブスが持つ専門的な知識と経験を生かした新たなサービスの展開が期待されます。
背景と目的
レメディグループは、CRO機能を持つ株式会社インテリムの安全性情報管理部門を通じて、これまで主に治験に関連するサービスに注力してきました。しかし、医薬品や医療機器に関連する安全性情報管理を主体とするジョッブスの参画により、これまでの治験段階でのサービスに加え、市販後の調査や再審査申請に至るまで、より幅広い範囲での業務対応が可能になります。これにより、クライアントに対してより包括的なサービスを提供できるようになることが目的です。また、実務に加え安全性情報に関連する管理体制の構築支援も行えるため、顧客それぞれのニーズに柔軟に応える体制が整います。
新体制の発表
ジョッブスの新しい代表取締役には、レメディ・アンド・カンパニーの国内事業本部副本部長である鈴木理之氏が就任します。鈴木氏は、実績を持つ小口氏が創業したジョッブスを引き継ぐ形となり、「医薬品産業の根幹を成す安全性情報管理業務を通じて、ビジネスの親和性を高めていきたい」と意気込みを語っています。
企業概要
株式会社ジョッブス
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門2-10-4 オークラプレステージタワー8階
- - 代表者: 鈴木 理之
- - 事業内容: 医薬品・医療機器等の安全性情報管理に関する業務・メディカル翻訳
- - 資本金: 1,000万円
- - 設立: 1997年8月19日
レメディ・アンド・カンパニー
レメディ・アンド・カンパニー株式会社は、2005年に設立されたCRO事業を展開している株式会社インテリムを前身とし、2018年に法人としての新たな展開を開始しました。国内外の医薬品開発において革新的なソリューションの創出に貢献すべく、グループ企業を牽引しています。さらに、社名の変更を機に、CROの枠を超えた健康技術プラットフォームを目指して新たな事業戦略を策定し、最新技術を駆使したプロジェクトに取り組んでいます。
現在、レメディグループは、国内外での医薬品開発における多彩なサービスを提供し続けており、国際的な展開も視野に入れた取り組みを進めています。特に医療分野の革新的な課題解決に向け、持続的な成長を実現するための基盤を強化しています。今後もジョッブスの専門性を活かし、お客様への信頼度をさらに高めていくことで、グループ全体の価値向上を目指します。