Cohesity調査:データ保護の重要性
2024-10-11 15:28:12

Cohesity調査が示す消費者のデータ保護に対する要求の高まり

最近、Cohesityが発表した調査結果が、消費者のデータ保護に対する切実な要求を浮き彫りにしました。Cohesity(日本法人:Cohesity Japan株式会社)は、AIを用いたデータセキュリティと管理ソリューションのリーダーとして知られていますが、最新の調査によると、世界各国の消費者が企業によるデータ収集に対して疑念を抱いていることが判明しました。

調査は、6,000人以上の消費者を対象に行われ、特に注目すべきは、企業が個人情報や財務データを過剰に収集しているとの意見が多く寄せられたことです。例えば、英国では73%、米国では81%、オーストラリアでは82%がこの過剰収集に否定的な見解を示しました。また、ほとんどの消費者(約90%)が、企業がサイバー攻撃の標的になった場合、その企業との取引を見直す可能性があると回答しており、この結果から消費者の厳格さが伺えます。

Cohesityのグローバルサイバーレジリエンス戦略責任者であるJames Blakeは、企業がデータに対する責任を果たす必要があると強調しています。AIの導入が進む中で、企業はデータの安全性やガバナンスに対しても真剣な対策を講じる必要があると言います。AI活用が進む一方で、企業は脅威のモデリングやデータの透明性を確保することが求められています。信頼を失うことは、消費者が競合他社に流れるリスクを招くため、長期的な企業の成長には不可欠な要素です。

データに関する消費者の懸念は、規制のないAIデータ収集に対しても広がっています。多くの消費者は、AIがデータ保護や管理を複雑にするとの不安を抱いています。調査によると、英国で87%、米国で92%、オーストラリアで93%がこの懸念を示しました。また、AIが無制限に使用されることへの不安も高まっており、透明性の向上や規制強化を求める声が上がっています。特に、個人データの使用に関しては、許可を得ることを希望する人が多く、英国で74%、米国で85%、オーストラリアで88%がそう考えています。

さらに、サードパーティとのデータ共有に関しても懸念が強まっています。調査では、大部分の回答者が自分のデータがどのように使われているのかを知りたいと考えており、サードパーティプロバイダーのデータセキュリティと管理に対する確認を求めています。

調査結果は、消費者が過去のサイバー攻撃に影響を受けた経験から、企業に対してデータ管理や透明性の向上を求める声が大きくなっていることを示しています。多くの回答者が身代金を支払う企業の姿勢に否定的であり、そのような行為がサイバー犯罪者を助長すると考えています。今後企業は、最高のサイバーレジリエンスとともに、消費者との信頼関係を築く必要があります。

この調査が示すように、消費者は企業に対し、データの収集、管理、保護の透明性を強く求めています。企業はこれに応える形で、より高度なデータ保護戦略を進めることが求められるでしょう。本調査は、Censuswide社によって、2024年6月28日から7月5日の間に実施され、英国、米国、オーストラリアの消費者の意見を反映しています。


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会社情報

会社名
Cohesity Japan株式会社
住所
東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル
電話番号
03-4578-3371

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