2025年卒業予定者の就職内定状況
株式会社リクルートが運営する就職みらい研究所は、2025年卒業予定の大学生を対象にした就職プロセス調査を実施しました。これは、良質な就職・採用の在り方を探求する目的のもと、学生の就職活動に関する現状を把握するためのものです。
調査の概要
調査は2024年9月1日から9月4日の間にインターネットで行われ、対象は3,877人の大学生および大学院生です。この中から有効回答数は大学生804人、大学院生308人にのぼりました。調査結果は以下のようになっています。
内定率と進路確定率
9月1日時点の大学生の就職内定率は94.2%で、前月から3.0ポイント上昇しました。文系は93.8%、理系は95.1%となっており、Graduationの分野によっても差が見られます。また、地域別では関東が93.3%、中部が96.0%、近畿が95.1%と、地域によって内定率にばらつきがありました。進路の確定率は87.5%であり、こちらも増加傾向にあります。
内定式の参加形態
内定式については、大学生たちに実施される予定の形態を質問したところ、対面での開催を予定している学生が約9割(85.3%)という結果に。オンラインでの開催はわずか7.1%にとどまっており、学生たちが直接企業とコミュニケーションを取ることを重要視していることがわかります。
内定状況の詳細
内定を保有している企業数は平均1.05社であり、内定を辞退した企業の数は平均1.59社となりました。このことは、多くの学生が内定を1社に絞り込んでいることを示し、今後は追加募集を行う企業が増える可能性も考えられます。
就職活動へのアドバイス
調査結果を受けて、リクルートでは今後も就職活動を進めている学生に対し、視野を広げることを勧めています。他者の意見を参考にしながら、自己に合った企業や職種を見つけるための努力を続けてほしいと伝えています。これは成功につながる重要なステップです。
まとめ
今回の調査により、2025年卒業予定の事前の内定状況が明らかになりました。内定率は前年よりも上昇しており、特に文系・理系別、地域別での違いが見受けられます。学生の皆さんには、各自の進路選択に役立ててほしいと思います。これからの活動における成功を祈っています。