新たな検査技術の御紹介
光沢体や透明対象物の検査は、従来の技術では多くの課題がありました。そこで登場したのが、シーシーエス株式会社が開発した「二軸位相シフト照明」です。この革新的なLED照明は、難易度の高い欠陥検出に特化しており、多様な検査ニーズに応えられるように設計されています。
欠陥検出の強化
従来の照明を用いた検査では、透明な物体や光沢のある表面において、光の反射や透過が問題になっていました。これにより、表面の平坦な部分と形状が変わる場所の違いを捉えることが難しく、結果として欠陥の見逃しが発生してしまうのです。そこで、「二軸位相シフト照明」が開発されました。
この新技術では、縦縞と横縞の8パターンを投影し、合計8枚の画像を取り込みます。さらに、これらの画像は「位相シフト法」を用いて処理されることで、従来の検査方法では捉えきれなかった欠陥をしっかりと検出することが可能です。特に、位相シフト法は、90度ごとに位相がずれたサイン波を対象物に投影し、その歪みから情報を抽出する手法です。
高速な点灯切替
また、この照明は検査速度に応じて、最大500kHzの速さで縞パターンの点灯切替が可能です。これにより、様々な対象物に対して柔軟に対応することができ、検査の効率性を大きく向上させます。
幅広い応用性
「二軸位相シフト照明」の大きな特長の一つは、検査対象物のサイズや欠陥の種類に応じて、縞パターンの幅や数、発光面のサイズを自由に調整できる点です。これにより、エリアカメラだけでなく、ラインスキャンカメラを用いた画像処理にも対応した多様な検査が実現します。
製品の特徴
1. 縞パターンの点灯制御
シーシーエスの独自光学設計によって、発光面の縞幅や数を自由に設定できます。これにより、検査対象に最適な条件を整えることが可能です。
2. 多様な発光面サイズ
発光面サイズは、11種類から選ぶことができます。例えば、「LDF-903X122SW-FNDX」は903mm x 122mmのサイズで、8枚の発光面パネルを用いた設計です。一方、「LDF-455X234SW-FNDX」は455mm x 234mmのサイズで、4枚のパネルを2列に配置したものです。これらの多様な選択肢により、各種環境や検査対象に柔軟に適応できます。
企業情報
シーシーエス株式会社は、1993年に京都で設立されて以来、検査用LED照明のリーディングカンパニーとして新たな技術を提供してきました。多くのカメラメーカーやソフトウェアベンダーと連携し、段階的な技術の向上を図っています。
まとめ
「二軸位相シフト照明」は、光沢や透明対象物の検査に革命をもたらし、検査精度を飛躍的に向上させる技術です。今後、様々なイノベーションが期待されます。詳細は
シーシーエスのウェブサイトをご覧ください。