かわさきマイスター
2024-11-05 20:20:40

川崎市、令和6年度の優れた技能者「かわさきマイスター」を認定

令和6年度「かわさきマイスター」― 川崎市の技能者たち



川崎市では、令和6年度の「かわさきマイスター」として5人の優れた技能者を認定しました。この称号は、地元の産業において卓越した技能を発揮し、それを次世代に引き継ぐための重要な役割を担っている人物に授与されます。今回は、彼らのユニークな技術や豊富な経験について詳しくご紹介いたします。

遠藤豪人さん:機械設計・製作のエキスパート



55歳の遠藤さんは、有限会社伊藤工業で29年間、機械設計と製作に携わっています。在籍企業は、先代のマイスターが経営しており、様々な特殊機械装置の設計を行っています。大学では工業デザインを学び、カメラレンズメーカーを経て、手作りの魅力に魅せられ、伊藤工業へ。彼の手がける機械装置には、工場見学を通じて学生に技能を教える姿勢も見られます。

鈴木宏さん:無電解ニッケルめっきのスペシャリスト



55歳の鈴木さんは、株式会社ブラザーで26年の従事歴を持ち、国内最大級の無電解ニッケルめっきライン「メガニッケル」の現場責任者です。鈴木さんの特徴は、複雑な製品形状に合わせた高品質で均一なめっき処理が可能なこと。特に、軽量で扱いが難しい素材にも対応する技術を持ち、厳しい品質管理のもとで製品を仕上げています。

西雅也さん:圧延加工の技術者



47歳の西さんは、リカザイ株式会社で28年の経験を持つ温間・冷間圧延加工のプロフェッショナルです。多様な素材を扱い、次世代自動車や医療機器に必要不可欠な薄い金属箔を製造しています。彼は特に、数ミクロン単位の精度での加工において際立った技能を持ち、新素材の開発や教育にも積極的に貢献しています。

橋本大輔さん:伝統と現代の融合を図る左官職人



52歳の橋本さんは、株式会社白壁屋で29年間、左官業を続けてきました。伝統的な施工技法を習得しつつ、現代の工法にも対応し、重要文化財の修復工事にも携わっています。左官技能を後進に伝え、地域社会への貢献にも目を向けている橋本さんは、多くの人に技術を教授するための努力を惜しまない姿勢でも知られています。

松林繁さん:スタッド溶接のエキスパート



65歳の松林さんは、有限会社マストを経営しながら、36年のキャリアを持つスタッド溶接の専門家です。スタッド溶接は、建築や土木工事において不可欠な技術であり、彼の技能は様々な重要な工事に生かされています。松林さんは、技術を次世代に引き継ぐ重要性を理解し、自社の社員や他社にも貢献するための指導を行っています。

まとめ



これら5名の「かわさきマイスター」として認定された技能者たちは、各分野でその技術を磨き、地域社会に多大な貢献をしています。彼らの活躍は、川崎市のものづくりを支えるだけでなく、将来的な後継者の育成にも寄与しています。今後も彼らの挑戦と情熱に注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

会社情報

会社名
川崎市
住所
神奈川県川崎市川崎区宮本町1番地
電話番号
044-200-2297

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。