エンドトキシン不活化
2025-03-06 14:36:44

パナソニックがナノイー技術でエンドトキシンを99%不活化

パナソニック、ナノイーでエンドトキシン99%不活化を確認



パナソニック株式会社は、喘息や鼻炎などのアレルギー症状に関連するエンドトキシンの不活化効果を、同社が開発したナノイー(帯電微粒子水)技術を使用して99%以上確認したと発表しました。この成果は、大阪公立大学名誉教授で兵庫県立大学客員研究員の向本雅郁氏の監修のもと、緊張が続く現代においてより安全で健康的な空間を提供するための重要な一歩といえます。

エンドトキシンとは



エンドトキシンは、グラム陰性菌から放出される毒素であり、主に乳酸菌や大腸菌などに由来します。アルコールや加熱に対して非常に耐性が強いため、一般的な消毒方法では不活化が難しい点が特徴です。また、ハウスダストやPM2.5、黄砂といった大気汚染物質に付着し、これらが原因となって喘息や鼻炎の症状を悪化させることが多いとされています。厚生労働省の「令和5年患者調査」によると、国内の喘息患者数は約185万人に上るとのこと。

ナノイー技術の実証



これまでの研究において、パナソニックはナノイー技術を用いて病原性細菌に対しても一定の抑制効果を実証しています。特に、今回の研究ではエンドトキシンに焦点を当て、その効果をさらに検証しました。試験結果によれば、ナノイーの照射を行うことで、エンドトキシンの99%以上を不活化することができたとのことです。

この成果は、アレルギー症状を引き起こす化学物質に対する新たなアプローチとして期待されており、実際の使用環境においても同様の効果が得られるのか、今後の研究が待たれます。

健康な空間作りへの貢献



パナソニックは、このナノイー技術をさらに進化させることで、より安心・安全な空間を提供することを目指しています。今後も、アレルギー症状の軽減を通じて、社会へ貢献することを志向し続けるとしています。この技術が普及すれば、喘息やアレルギーに悩む多くの人々の生活環境が改善されることでしょう。

問い合わせ先



詳細については、パナソニック株式会社の「くらしアプライアンス社 ビューティ・パーソナルケア事業部」までお問い合わせください。電話番号や受付時間に関する情報は、プレスリリースにも掲載されていますので、ぜひ手に取ってご覧ください。

私たちの生活環境を守るために、未来の技術がどのように進化していくのか、これからも注視していきたいものです。


画像1

会社情報

会社名
パナソニックグループ
住所
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。