童夢F111/3の誕生
2019-09-11 09:32:49

新たな時代を切り開くFIA FORMULA REGIONAL規格車両『童夢F111/3』の誕生

FIA FORMULA REGIONAL規格の新たな挑戦



2019年9月11日、株式会社童夢は新型レース車両『童夢F111/3』の完成を発表しました。このマシンは、2020年から始まる選手権の開催を視野に入れたもので、最新の安全基準を満たす設計が特徴です。FIAが推進しているFORMULA REGIONAL規格に基づいており、今後のレース界に新たな風を吹き込むことが期待されています。

FORMULA REGIONALの背景



FIA FORMULA REGIONALは、2014年に誕生し、単座席車両の安全性向上とコスト効率を重視した新しいカテゴリーです。この規格は、F1を頂点としたフォーミュラ車両界の再編成に伴い導入されました。主な特徴には、衝撃吸収構造や頭部保護装置(HALOデバイス)の設置が挙げられます。新たなパワー・ウェイト・レシオの採用により、車両の性能が向上し、FIA-F4の上位に位置付けられることとなります。特に、コスト面では大幅な低減が達成され、従来のF3に比べて魅力的な選択肢となるでしょう。

童夢F111/3の革新



童夢は、このFORMULA REGIONAL規格策定に初期から参加。新型『F111/3』は前作の『F110』から派生したモデルで、全く新しい設計がなされています。特に、エルゴノミックデザインの採用により、異なる体格のドライバーに対しても優れた操作性を提供します。また、高温多湿な日本のレース環境に合わせた冷却性能も考慮されています。

加えて、カーボンファイバー製モノコックを採用することで、高い剛性と軽量化を実現。エンジンは270bhpのパワーを誇るターボ付きエンジンを搭載しており、高い性能を発揮します。さらに、6速バドルシフト付きのギアボックスを備えています。

シェイクダウンテストの成功



完成した『童夢F111/3』は、9月10日と11日に岡山国際サーキットで行われたシェイクダウンテストで、優れたパフォーマンスを示しました。加藤寛規選手と金丸ユウ選手がドライブを担当し、どちらの選手もトラブルなく運転することができました。特に、加藤選手は「居住性も良く、ダウンフォースが安定している」とコメントし、ドライバーの視点からの性能も高評価を得ました。

2020年からの選手権開催計画



FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP事務局は、2020年から童夢F111/3を使用した FIA公認レースの開催準備を進めています。具体的な詳細については、9月27日に岡山国際サーキットで行われる記者会見にて発表予定です。

お問い合わせ情報



レースに関する問い合わせや販売情報は、以下の連絡先までご連絡ください。

  • - FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP事務局
住所:滋賀県米原市梅ケ原2462
担当:福永亜希子
TEL:0749-52-3232
e-mail:[email protected]
URL:公式サイト

  • - 株式会社童夢
住所:滋賀県米原市梅ケ原2462
担当:有松義紀
TEL:0749-52-3232
e-mail:[email protected]

新たに登場する『童夢F111/3』が今後のレースシーンでどのような活躍を見せるのか、期待が高まります。このマシンがもたらす新たな刺激に注意が集まっています。

会社情報

会社名
株式会社童夢
住所
滋賀県米原市梅ケ原2462番地 (京都府京都市左京区岩倉西五田町29-2)
電話番号
0749-52-3232

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