西武鉄道、タッチ決済対応の乗車券システムを 2024年より導入

西武鉄道、最新タッチ決済システムを導入

西武鉄道株式会社は、乗客の利便性を高めるために、タッチ決済に対応した乗車券システムを2024年12月16日から導入することを発表しました。この取り組みは、スマートフォンや各種カードを使い、ストレスフリーで快適な乗車体験を提供することを目的としています。

タッチ決済の実証実験

タッチ決済乗車サービスの実証実験は、西武鉄道のターミナル駅や観光地周辺の21駅で開始されます。このサービスでは、VisaやJCBなどのタッチ決済対応カードや、それに設定されたスマートフォンを使用して、自動改札機にタッチすることで乗車が可能となります。

この実験が行われる駅には、池袋駅、練馬駅、石神井公園駅などが含まれ、対象の改札口でスムーズに入退場ができます。なお、相互直通運転を行う他社線には対応しておらず、西武線内に限ったサービスとなります。

今後の展開

西武鉄道は2026年3月までに約50駅へタッチ決済乗車とQRコードを使用した企画乗車券の導入を拡大し、2027年3月には全駅での運用を目指しています。これにより、鉄道利用のさらなる効率化と環境保護につながる可能性も期待されています。

QRコード企画乗車券のデジタル化

さらに、2022年9月から進められているQRコードを使用したデジタル企画乗車券も、タッチ決済と連携して利用可能になります。これは、スマートフォンひとつで購入から利用までを完結できる、キャッシュレスなサービスです。

実施駅ではQRコード対応自動改札機が導入され、その利便性はさらに向上します。この新しいチケットシステムは、レジャー向けの企画乗車券をデジタル化することにより、お客様のニーズに応えようとしています。

利用方法と確認方法

タッチ決済を利用するには、対象ブランドのタッチ決済カードやスマートフォンを自動改札機にタッチし、運賃を支払います。なお、カードの利用履歴は、QUADRAC株式会社のQ-moveサイトにて確認可能です。これにより、利用者は迅速かつ便利に鉄道を利用できるようになります。

便利な交通サービスの実現

タッチ決済とQR企画乗車券の導入により、持続可能な交通システムへの移行が進むと共に、利用者の利便性向上が図られています。西武鉄道は、これら新サービスを通じて、スマートな駅づくりとシームレスな移動手段の提供を目指しています。本格的な運用が始まる来年から、自動改札機がもたらす新たな交通体験を楽しみにしましょう。