ハウスコム、LGBTQ+の働きやすい職場環境を評価される
ハウスコム株式会社は、最近、LGBTQ+などの性的マイノリティが安心して働ける職場環境の構築を目指している団体「work with Pride」が定めた『PRIDE指標2025』において、高い評価を受けゴールド認定を獲得しました。この成果は、同社が多様性を尊重し、全ての社員が自分らしく働く機会を得られる環境を提供するための取り組みに支えられています。
多様性を尊重する企業文化
ハウスコムグループは、国籍や障害、性的指向、性自認といった多様性を認め、社員一人ひとりが生き生きと働ける職場づくりを推進しています。部屋探しのサービスにおいても、顧客の価値観やライフスタイルの多様性を重んじ、安心して選択できるサポートを行っています。
この取り組みの一環として、2020年に発足した「HOUSECOM RAINBOW PROJECT」では、LGBTQ+やジェンダーに関する正確な知識を社員に共有し、働きやすい環境作りを目指しています。具体的には、戸籍上の氏名ではなく自分の好きな名前で働ける「ハウスコムネーム」を導入。また、福利厚生クラブとの提携により、同性パートナーやその家族もさまざまなサービスを利用できるようにしています。
社内外への啓発活動
さらに、ハウスコムは社内外での啓発活動にも力を入れており、社員研修や「コムフェス」と呼ばれるイベントを通じて、カミングアウトやSOGIハラスメントに関する理解を深めています。社内のプロジェクト「HOUSECOM RAINBOW」では意見交換の場が設けられ、その活動の一環として『PRIDE指標2025』への対応を強化しています。
また、同社では支援者である「Ally」を象徴するキャラクターやデザインを展開し、社内外に支援の姿勢を明確に示しています。さらに、社員行動規範である「HOUSECOM MIND」では、ジェンダーアイデンティティを尊重する姿勢が明記され、採用方針や社会全体への理解促進にも注力しています。
企業の社会的責任を果たす
加えて、ハウスコムは婚姻の平等を可視化するキャンペーン「Business for Marriage Equality」や、トランスジェンダーに関する法律や医療を考える「プロジェクトTGD」への賛同も表明しています。これらの取り組みを通じて、同社は社会的責任を果たし、より良い社会を目指しています。
まとめ
こうした包括的な取り組みが功を奏し、『PRIDE指標2025』でのゴールド認定を実現したハウスコムは、今後も多様な価値観を認め合う企業を目指し、社員が安心して働ける環境のさらなる創出に邁進していくことでしょう。
PRIDE指標とは
『PRIDE指標』は、職場でのLGBTQ+に対する取り組みを評価する基準であり、5つの項目に基づいて企業や団体の施策を可視化します。これにより優れた取り組みを表彰し、職場環境の改善を促進しています。具体的には、Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)という項目に分けられます。
work with Prideについて
「work with Pride」は、企業や団体におけるLGBTQ+の多様性マネジメントを支援する団体であり、2012年から活動を開始し、2023年には法人化されました。毎年、企業の人事・人権・ダイバーシティ担当者を対象にカンファレンスを開催する他、職場環境改善に向けたさまざまな情報を提供しています。
ハウスコム株式会社の概要
ハウスコムは、日本全国に240店舗以上を展開し、賃貸仲介サービスを提供しています。顧客一人ひとりのニーズに応える住まいを提案し、幸せに満ちた未来の暮らしをサポートすることを目指しています。