調査結果:若者言葉の意識を探る
2024年4月に実施された「若者言葉」に関するアンケート調査では、25,246人からの回答が集まりました。この調査では、若者言葉への理解や使用の意欲がどのように変化しているのかを探ることを目的としています。
若者言葉に対する関心度
この調査の結果として、若者言葉を「自分でも使えるようになりたい」と感じているのはわずか6%に留まりました。一方で、若者言葉を「聞いて理解できるようになりたい」と考えているのは42%と比較的高い数字でした。興味を示している層はいるものの、実際に自ら使うことには強い抵抗感を示しています。
さらに、53%の人が「全くついていきたいと思わない」と回答しており、これは意外にも多くの人が若者言葉を疎遠に感じていることを示しています。
実際に使っている言葉
「自分でも使えるようになりたい」と回答した方に対して、どの言葉を実際に使用しているかを尋ねたところ、トップに挙がったのは「1つもない」です。この項目に次いで「ハオい」、さらには「蛙化現象」、「てぇてぇ」、「なぁぜなぁぜ?」が続いています。興味のある若者たちも、具体的に言葉を使用する機会が少ないことが見て取れますね。
理解している言葉
次に、「聞いて理解できるようになりたい」と答えた方に実際に理解している言葉を聞いたところ、最も多かったのは「1つもない」でした。しかし、「蛙化現象」や「なぁぜなぁぜ?」など、若者たちの中で認識されている言葉もあることがわかります。「リアコ」や「てぇてぇ」といった言葉も一定の理解を得ているようです。
若者言葉を耳にする場面
若者言葉がどのような場面で耳にすることが多いのか、調査結果によれば主な場所として「テレビ」、「SNS」、「街中」、「周囲の人」、「雑誌」が挙げられています。特にSNSの影響が大きいことを表しており、現代の若者文化の中でSNSが果たす役割が一層重要であることを示唆しています。
まとめ
本調査の結果をまとめると、若者言葉自体は日常生活に浸透しているものの、多くの人がそれに対して受け身の姿勢であることが浮き彫りになりました。若者言葉に関する理解や使用の意欲はあるものの、実際に言葉を使うことに対しては消極的であり、これからの若者言葉の在り方が注目されます。
今後、若者言葉がどのように発展し、また受け入れられていくのか、その動向に注目していきたいと思います。