Vライバーとメンタルヘルス
2026-08-03 10:02:25

VRデジタル療法が明かしたVライバーのメンタルヘルスの新視点

VRデジタル療法が明かしたVライバーのメンタルヘルスの新視点



株式会社BiPSEE(本社:東京都渋谷区)は、東京大学の研究者達と協力して、Vライバー事務所を運営するボンド株式会社に所属する193名のVライバーを対象にしたメンタルヘルス調査を行いました。本研究では、アバターへの同一視や自己表現の形式に着目し、それがもたらす心理的影響について分析しました。

研究の背景と目的



近年、VTuberやVライバーと呼ばれるアバターを使用した表現者に関する興味が高まっています。彼らは2Dまたは3Dの仮想キャラクターを通じて、さまざまな形で視聴者とコミュニケーションを行っています。しかし、この活動は彼らにとってメンタルヘルスにどのような影響を与えるのか、ほとんど知られていません。特に、視聴者からの期待や評価、誹謗中傷の影響は深刻です。

そこで、本研究の目的は、アバターとの関わり方からVライバーのメンタルヘルスを探ることでした。調査では「緩衝型」「融合型」「演者型」「継承型」の4つの統計的プロファイルが見いだされました。

調査方法



調査は、オンライン上で行われ、Vライバー193名が参加しました。彼らのアバターへの同一視、理想化、演技傾向、本当の自己の表現などの項目が評価されました。主な調査項目には自己表現、自己開示、抑うつ症状の指標(PHQ-9)、役割葛藤、罪悪感、自己概念の明瞭性などが含まれています。

結果と考察



4つのプロファイルの中でも、特に「融合型」は自己表現が最も高い結果となりましたが、同時に役割葛藤や抑うつ症状得点も最も高く、心理的負担が大きいことが示されました。一方で「緩衝型」は、自己表現が低いものの、心理的負担も相対的に軽かったことから、自身の表現に対する葛藤が少ないことがわかりました。

また、「演者型」では高い演技傾向が見られましたが、自己開示が低く、心理的負担が緩衝型より高いことがわかりました。ところで、「継承型」は自己表現が最も高いものの、役割葛藤や罪悪感が存在することが明らかでした。アバターを利用することで自己表現に恩恵を受けつつも、心理的な負担が形を変えて存在していることが、この研究から明らかになりました。

まとめと今後の展望



本研究の結果は、Vライバーがアバターを通じた活動を行うことに伴う心理的影響の複雑さを示しています。自己表現に伴い得られる恩恵と心理的負担の両面を理解し、今後の支援方法を模索する必要があります。研究チームは、これらの知見がVライバーの活動環境の向上に寄与することを期待しています。

国際会議への発表



この研究成果は、国際会議「HCI International 2026」にてオンラインで発表される予定です。ぜひ、今後のアバターを用いた活動におけるメンタルヘルスの研究にご注目ください。


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会社情報

会社名
株式会社BiPSEE
住所
東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C
電話番号
03-6555-3012

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