アイデア発想を支援する新SaaS「Coreka」のデザイン
株式会社アイスリーデザインは、株式会社マクロミルが新たに提供するSaaS「Coreka」のプロダクトデザイン全般を支援しました。この取り組みは、マーケティングリサーチ業界のリーディングカンパニーであるマクロミルが展開するもので、オンラインリサーチにおけるデータ収集とアイデア発想の全過程をサポートすることを目的としています。
Corekaの概要と目的
Corekaは、130万人以上からなるパネルを活用し、効果的なデータの収集や分析を行いながら、マーケティングに役立つアイデアを生み出すためのツールです。アイスリーデザインは、UI/UX設計を担当し、ユーザーが必要な情報を簡単に取得できるような直感的なデザインを実現しました。これにより、データリテラシーの高くないユーザーでも使いやすい環境を提供しています。
プロジェクト体制による課題
アイスリーデザインが支援する中で直面した主要な課題は以下の通りです。
1.
労働集約型ビジネスモデルからの脱却
以前はアドホックリサーチによる高い売上を上げていましたが、利益率の向上が必要とされていました。この問題を克服するために、より収益性の高い新たなビジネスモデルを構築することが焦点となりました。
2.
データパネルを活かした新規事業の構築
マクロミルは自社の大規模なアンケートパネルを利用して、新たなビジネスチャンスを模索していました。この可能性を最大限に引き出すために、Corekaを通じてデータを自由に蓄積し、効果的に活用できる仕組みを整えました。
3.
直感的なUI/UXの必要性
SaaSツールとしての導入にあたっては、使いやすさが重要です。そのため、高いデータリテラシーを求めない直感的な操作ができるデザインが求められました。
デザイン開発のポイント
アイスリーデザインのデザインチームは、Corekaのデザイン開発において次のポイントを重視しました。
ユーザーが迷わず操作できるように、ボタンの配置や導線を工夫しました。これにより、初めての利用者でもスムーズに使いこなせるインターフェースを実現しました。
論文やリサーチをもとにした理論的なデザインアプローチを採用しました。これにより、視覚的にも評価される納得感のある成果物を提供しています。
情報探索に関する理論を基に、ユーザーがどのように情報を探し、発想を生み出すのかを分析しました。その結果をもとに、フィード機能や履歴機能を設計し、効果的な情報探索が実現しました。
マクロミルの概要
マクロミルは、国内のオンラインリサーチ業界で確固たる地位を築いています。市場シェアNo.1を誇り、90を超える国と地域で1億3千万以上のリサーチが可能なグローバルネットワークを持つ企業です。独自の消費者パネルを活用し、多種多様なデータを提供することで、顧客のマーケティング課題を解決へと導いています。
アイスリーデザインについて
アイスリーデザインは、クラウドネイティブ開発、UI/UX、生成AIに強みを持つ企業です。多くのモダンな開発手法に精通し、顧客のデジタルシフトに貢献することで、今後のビジネス成長を支えています。