未来への期待を込めた星野智幸の絵本
作家・星野智幸が手がけた絵本『うちゅうじんに なる み』が、2025年10月21日に発売されます。この作品は、100年後の未来を描いた「100年後えほんシリーズ」の第2弾として注目を集めており、昨今の暗い時代背景と合わさって、多くの人々の心に希望を与えることを目的としています。
100年後の未来へ想像の旅
この絵本は、22世紀の人類が宇宙の星に住むという未来を背景に展開されます。物語では、宇宙の星に住むスズメちゃんが「うちゅうじんになる実」を食べることから始まります。食べた瞬間、周りの生き物が人間の姿に見えるという不思議な体験をするスズメちゃん。果たして彼女は何を知るのでしょうか?
星野は、この物語を通して「人と人、人と生き物の境界を越えて生きる未来」を描いており、ユーモアと哲学を交えた物語が展開されます。その中で、nakabanによるカラフルで温かみのある絵が、物語と絶妙に融合して「自由に生きること」について問いかけます。
未来を描く意味
「100年後えほん」シリーズは、未来を明るく想像することの重要性を伝えるために企画されました。今、厳しい现实が続く中で、子どもたちにもう一度未来へのワクワク感を持ってほしいという思いが込められています。
このシリーズでは、それぞれのジャンルの創作者たちが「こうあったら素敵だ」「こんな未来が待っているといいな」と想像を膨らませ、未来のビジョンを表現しています。今回の作品も、親子や友人と一緒に未来について話し合うきっかけを提供することを目指しています。
書籍情報
- - タイトル: うちゅうじんに なる み
- - 著者: 星野智幸
- - 絵: nakaban
- - 出版社: 株式会社岩崎書店
- - 定価: 1,870円(税込)
- - 判型: A4変型判
- - ISBN: 978-4-265-07988-9
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著者たちのバックグラウンド
星野智幸
1965年にアメリカで生まれ、97年にデビューを果たした星野智幸は、数々の文学賞を受賞している著名な作家です。『夜は終わらない』『焔』といった作品で知られ、物語作りの技術には定評があります。
nakaban
広島出身の画家で、旅行と記憶をテーマにした作品を発表しているnakabanは、その独特の色彩と表現が高く評価されています。絵本や映像作品など多岐にわたって活躍しており、子どもたちにも楽しんでもらえる作品を多く手がけています。
シリーズの展望
「100年後えほんシリーズ」は、全4巻の展開が予告されています。1巻目は既に好評発売中、今後も未来をテーマにした作品が続々と登場する予定です。各作品は、子どもたちに未来への希望を届けるための素晴らしい媒体となるでしょう。
さあ、未来を一緒に想像し、子どもたちの想像力を育てることで、明るい未来を築いていきましょう!