ごうぎんが「なでしこ銘柄」に2年連続選定
近年、企業の女性活躍推進が重要視される中、地方銀行のごうぎんが、経済産業省と東京証券取引所による「なでしこ銘柄」に2年連続で選ばれました。この選定は、女性が活躍できる環境を整備している企業に向けたもので、令和6年度の選定では中国地方の企業として唯一の受賞となりました。
「なでしこ銘柄」とは?
「なでしこ銘柄」は、平成24年度からスタートした企業評価の取り組みで、女性の活躍を推進しながら企業価値の向上を目指す投資家に向けて魅力的な企業を紹介することを目的としています。過去の選定者からは政府機関やメディアなどから高い評価を受けており、多くの企業がこの名誉と認識を得るために努力しています。令和6年度は、18業種から約3,900社が申請し、その中から23社が選定されました。
ごうぎんは、特に銀行業界において、メガバンクを含む16行の中で唯一選ばれ、女性の就業や活躍に積極的に取り組んでいる姿勢が評価されています。ごうぎんの代表取締役専務執行役員である吉岡佐和子氏も、3月24日の表彰式に出席し、その成果に対して強い自負を見せていました。
ごうぎんの取り組み
ごうぎんでは、女性が働きやすい職場環境を整えるため、さまざまな施策を実施しています。特に、柔軟な働き方を実現するための制度や、多様なキャリアパスの提供に積極的です。これにより、従業員が自身のキャリア形成をサポートされながら、長く活躍できる環境を構築しています。
さらに、2024年8月には、厚生労働省の女性活躍推進法に基づく最高評価である「プラチナえるぼし」にも認定されました。この認定は中四国地方の金融業において初めてのものであり、ごうぎんの女性への支援が各種機関から評価されていることを示しています。
これからの展望
ごうぎんは、今後も引き続き女性活躍推進に向けた取り組みを強化し、従業員が多様なキャリアを形成できるような環境作りを進めていきます。また、地域においても、女性の活躍を後押しし、より良い職場環境を提供することによって、地域経済の活性化を目指しています。
この選定はごうぎんにとって大きな励みであり、企業としての信頼性や社会的責任を果たす行動に繋がります。今後も多くの企業がこのような女性活躍を推進し、社会全体での意識向上に寄与することを期待しています。