高校生による通訳ボランティアでインバウンド接客力向上を目指す取り組み
近畿日本鉄道株式会社(以下、近鉄)と伊勢鉄道株式会社(以下、伊勢鉄道)は、三重県の学校法人高田学苑高田高等学校(以下、高田高校)と三重県立飯野高等学校(以下、飯野高校)と連携し、F1日本グランプリレースが開催される2025年の4月4日から6日までの間、高校生を通訳ボランティアとして採用し、インバウンドのお客様を支援することが決まりました。
この取り組みは昨年に続いて実施されるもので、近鉄名古屋駅においては初の試みとなります。今回、5つの駅—白子駅、平田町駅、伊勢若松駅、近鉄名古屋駅、鈴鹿サーキット稲生駅—でボランティアが配置され、多言語による案内やサポートを行います。
地元高校生に与える貴重な経験
このプロジェクトは、地元の高校生にグローバルコミュニケーションを実践する実践機会を提供しながら、お客様への対応力を向上させることを目的としています。通訳ボランティアに参加する生徒たちは、外国人観光客に対して文化や言語の壁を乗り越え、地域の魅力をしっかりと伝える役割を担います。
実施日は2025年の4月4日(金)、5日(土)、6日(日)の3日間。各駅での活動は、朝8時30分から午後12時まで行われ、鈴鹿サーキット稲生駅では午後1時までの予定です。生徒たちは、それぞれの駅で観光客に対し、観光地の紹介や交通案内を行います。特に、鈴鹿サーキットの周辺は多くの観光客が訪れるため、彼らのサポートが重要です。
駅別のアクセス情報
- - 白子駅: 鈴鹿サーキットまで約20分のバス移動。
- - 平田町駅: 徒歩約45分で鈴鹿サーキットにアクセス可能。
- - 伊勢若松駅: 名古屋線と鈴鹿線の乗換駅。
- - 近鉄名古屋駅: 首都圏から近鉄への玄関口で、白子駅まで特急で約40分。
- - 鈴鹿サーキット稲生駅: 徒歩約25分で鈴鹿サーキットに到着。
期待される効果
近鉄と伊勢鉄道は、この取り組みにより地域のインバウンド対応力を高め、観光客に対してより質の高いサービスを提供できることを期待しています。また、高校生たちにとっては、国際的な場での貴重な経験となり、将来的なキャリア形成にもつながると言えるでしょう。地域に根ざしたこのプロジェクトは、地元の高校生の成長を促進し、観光文化の活性化に寄与することが期待されています。
高校生たちがどのように観光客と交流し、地域の魅力を伝えていくのか、その実施の様子が今から楽しみです。彼らの活動を通じて、地元の人々とのつながりや国際交流の重要性も感じることができそうです。