世界初の研究発表!くるみが睡眠の質を向上させる可能性
最近、スペインのバルセロナ大学の研究チームが発表した研究により、くるみが睡眠の改善に寄与する可能性が示されました。この研究は、健康な若年成人(20〜28歳)を対象に行われ、参加者が夕食時に1日1回、約40gのくるみを8週間摂取した結果、睡眠の質が改善され、日中の眠気も軽減されることが確認されました。
この研究成果は、英国王立化学会が発行する学術誌『Food & Function』に掲載されており、くるみを睡眠をサポートする食品として初めて調査したものとなります。研究は無作為化比較試験として実施され、くるみを摂取するグループとしないグループが比較されました。
研究の成果
研究チームは、くるみの摂取が尿中のメラトニン代謝物(6-SMT)や睡眠の質に与える影響を調べました。結果、くるみを摂取したグループではメラトニンの代謝マーカーが有意に増加したほか、入眠までの時間が平均で1.3分短縮されるなど、睡眠の質が向上したことが確認されました。また、日中の眠気も軽減されたと報告されています。
バルセロナ大学のマリア・イスキエルド=プリド博士は、「これは、毎日くるみを摂取することが、客観的な睡眠の改善につながる初めての無作為化比較試験です」と述べています。さらに、日本は特に睡眠時間が短い傾向にあるため、この研究結果は今後の他の年齢層や睡眠障害を持つ人々への応用に向けた重要な基盤となるでしょう。
くるみの栄養素
研究では、くるみに含まれるトリプトファン(84.6mg)、植物性メラトニン(118ng)、マグネシウム(45mg)、ビタミンB5・B6(各0.2mg)などの栄養素が睡眠のサポートに寄与していると考えられています。共著者のマリア・フェルナンダ・セロン=ルヘリオ博士も「くるみを食べるタイミングよりも、毎日継続することが重要だ」と強調しています。これにより、くるみが健康的な生活を促進する食材として期待されることが示されています。
結論として
研究の結果は、食事や特定の食品が睡眠の健康に寄与する可能性があることを示していますが、被験者の食事内容や他の要因の影響を考慮する必要もあります。睡眠不足は公衆衛生上の深刻な問題であり、今回の研究成果は新たな食生活の提案として注目されるでしょう。今後、異なる年齢層や睡眠障害に対する詳細な研究が進められることが期待されます。
くるみを日常に取り入れることで、より良い睡眠と健康を手に入れられるかもしれません。興味のある方は、是非この研究を参考にしてみてください。
参考情報
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カリフォルニアくるみ協会について
カリフォルニアくるみ協会は、カリフォルニア州のくるみ生産者と加工業者を代表し、くるみの健康に関する研究と啓蒙活動を行っています。