SPACE DAY 2025
2025-06-19 13:50:58

2025年宇宙ビジネスのフロンティアを切り拓くイベント「SPACE DAY」を振り返る

2025年宇宙ビジネスのフロンティアを切り拓くイベント「SPACE DAY」を振り返る



2025年6月3日、福岡市に本社を構える株式会社Fusicが主催し、アマゾン ウェブ サービス ジャパンが協力する形で、東京・日本橋のX-NIHONBASHI TOWERで「SPACE DAY 2025」が開催されました。このイベントは宇宙産業の拡張を図るための重要なプラットフォームであり、二度目の開催となります。宇宙とクラウドの融合、生成AI、サイバーセキュリティ、国際連携についてなど、幅広いテーマが扱われ、各界の専門家が集まりました。

SPACE DAYの目的



「SPACE DAY」は、日本の宇宙ビジネスの現状や最新の動向を把握するための情報交換の場です。業界内外からの参加者に対し、宇宙がどのように発展する可能性を秘めているのかを探ることが目的とされています。Fusicは、このイベントを通じて新たなビジネスチャンスを創出し、宇宙産業と社会ニーズの連携を強化しています。

オープニングセッション



イベントの冒頭、Fusicのエバンジェリスト室井慎太郎氏が登壇し、同社の宇宙関連プロジェクトや取り組みを紹介しました。特に「Aerospace RAG」や「Atmosphere」といった新しいプロジェクトが紹介され、Fusicが持つ技術力と豊富な実績が強調されました。宇宙産業の未来を切り拓くための新ブランドスローガン「OSEKKAI × TECHNOLOGY」が発表され、今後の方向性が示されました。

AWSセッションの内容



次に、AWSの宇宙部門リーダー永野嗣人氏が講演を行い、AWSがどのように宇宙ビジネスに寄与しているかを解説しました。特に、Ground Stationやエッジコンピューティングの実例が取り上げられ、クラウド技術の実用性が紹介されました。このセッションは、宇宙ビジネスの展望について多くの示唆を与えるものでした。

基調講演



東京大学大学院の宮下直己教授は、基調講演で宇宙産業の未来を予測し、人工衛星の進化の重要性を説きました。衛星がクラウドのように共有される未来の姿を描き、多様なプレイヤーが参加できるようになることの重要性を訴えました。参加者はそのビジョンに強く引き込まれたと同時に、未来志向の議論が巻き起こりました。

各セッションの多様な視点



それ以外のセッションでは、文書データの活用や宇宙ステーション事業の進展、国連宇宙部の役割など、様々なテーマが扱われました。Axiom Spaceの田口優介氏は宇宙ステーションの未来について語り、高見純平氏は国際的なルール形成の重要性を強調しました。また、アークエッジ・スペースの鈴本透氏がソフトウェア開発の新しいアプローチについて説明し、参加者もその重要性を強く意識しました。

パネルディスカッションとネットワーキングの重要性



イベントの終了後には、登壇者によるパネルディスカッションが行われ、採用や技術開発、生成AIについて幅広く意見が交換されました。宇宙という共通のテーマを持つことで、異なる業種からの知見が交差し、参加者は多くの気づきを得る機会となりました。さらに、登壇者と参加者が集い懇親会が開催され、活発なネットワーキングが行われました。

未来に向けて



Fusicは、宇宙産業の促進に引き続き注力し、テクノロジーを通じて宇宙をより身近な存在にすることを目指しています。「SPACE DAY 2025」は、今後の日本の宇宙ビジネスの進展に向けた重要なステップであることは間違いありません。今回のイベントを契機にさらなる成長と発展が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社Fusic
住所
福岡県福岡市中央区天神4-1-7第3明星ビル6F
電話番号
092-737-2616

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