フランスの毎日を彩る、優雅な暮らしのコツ
フランスに住む日本人ママ、ロッコさんが教えてくれる“賢く手を抜きながら優雅に生きる暮らし方”。彼女は、育児と家事、仕事を両立しながらも、完璧を求めずに「ちょうどよく」生きることの大切さに気づきました。その柔らかな生き方は、他のママたちにも大いに参考になることでしょう。
はじめに
ロッコさんは、東京都で生まれフランス・リヨンに移住。フランス人の夫と9歳、7歳、1歳の3人の子どもたちとともに生活しています。育児をしながらも、自分の時間を確保するために工夫を重ね、シンプルであることの価値を見出しました。彼女は「フランスの人たちは、いい意味で『ちょうどよく』生きています」と語ります。家事や育児においても、完璧を求めずに、それぞれの経験を楽しむ姿勢が印象的です。
生活編
火を使わない朝ごはん
朝食は、忙しい時間帯の中で最も手間を省きたい部分の一つです。ロッコさんは火を使わない簡単な朝ごはんを心がけていると言います。例えば、前日から用意しておいたパンにジャムやヨーグルト、季節の果物を添えれば、栄養バランスも良く、朝の準備もスムーズ。これなら子どもたちも楽しんで食べられます。
子どもに自立を促す
「子どもがヒマと言ったら、あえて放っておく」と彼女はアドバイスしています。フランスでは、子どもが自分で考えて遊ぶ時間も大切にされています。この放置は、子どもたちの大きな成長を促すことになるのです。実際に、ロッコさんは「忘れ物も経験。学校の準備は自分で」という考え方を持ち、子どもたちに自立を促しています。
学び編
教育面においても、ロッコさんはユニークなアプローチを採用しています。フランスでは、子どもの自主性を重視した教育が行われ、時には親が手を引いて学びを促すことが求められています。「お誘いはシンプルに、フランクに」という言葉も、フランス流のコミュニケーションを反映しており、無駄な気遣いを減らし、気軽に関係を築くことができるのです。
コミュニケーション・考え方編
ロッコさんの体験は、ウエアや食事、遊びのみにとどまりません。彼女は友人や知人とのコミュニケーションにも同じく「フランクさ」を大切にしています。例えば、約束をする際も事前にしっかりと時間を設定しておくことで、相手との信頼関係を築いています。
ママの生き方編
「ママだって1人で出かける」というのは、彼女自身が意識していることでもあります。自分の時間を確保することで、ストレスを軽減し、家族にも良い影響を与えます。起きたらすぐに子どもに寄り添うのではなく、少し自分の趣味に時間を割くなど、妥協をしない姿勢が彼女にはあるのです。
まとめ
これらの体験談は、日本でもマネできるシンプルなアイデアばかり。ロッコさんのフランスにおける暮らし方は、頑張りすぎてしまう現代のママたちに響くメッセージを届けてくれます。「賢く手を抜く」ことこそが、優雅で心豊かな生活の秘訣なのかもしれません。彼女の著書『フランスでやめた100のこと』などを手に取れば、さらに深い知見を得られることでしょう。