藍の魅力を体験
2015-10-20 19:55:51
BUAISOUが東京で初の展覧会を開催!藍の奥深い魅力を体験
BUAISOUが東京で初の展覧会を開催!
徳島県を拠点に、藍の栽培から染色、仕上げまでを一貫して手掛ける藍師・染師「BUAISOU」による展覧会が遂に東京で開催されます。展覧会名は「20151022vatES20」で、開催期間は2015年10月23日(金)から11月8日(日)まで。ただし、初日の10月22日(木)には19:00から21:00までレセプションパーティーが行われる予定です。
一貫した藍の工程
BUAISOUは、阿波藍の名産地である徳島県板野郡上板町で2012年に設立されました。設立者の渡邉健太と楮覚郎を中心に、結城研と三浦佑也を加えた4名によるチームが、藍の栽培から製品作りまでのすべての工程を手掛けています。一般的には各工程が分業されている中、BUAISOUは独自の手法で全てを行っており、そのプロセスは評価されています。
彼らは冬に土を育て、春に種をまき、夏には葉を刈り取り、乾燥させて、冬の間に発酵させて藍染めの基礎となる蒅(すくも)を創り出します。藍建ては、木灰汁やふすま、石灰を用いた「地獄建て」の伝統技法に特化しており、混ぜ物を最小限に抑え、藍の色を最大限に活かす方法を追求しています。これにより、布や木などの自然素材を深いジャパン・ブルーに染め上げ、オリジナルの商品やアート作品を生み出しています。
展覧会の見どころ
本展では、タイトルの「vat」は藍甕(あいがめ)を指し、染料の藍汁を保管する容器を意味しています。展示作品は、5段階の色分けが施されており、色の変化に伴う記録が残されています。藍の色には、秘色や花浅葱といった名前が付けられますが、BUAISOUでは色数が無限であることを示すために、あえて数字で表現しています。このことにより、観客はそれぞれの藍色が持つ歴史や意味を感じ取ることができるでしょう。
さらに、展覧会ではBUAISOUと京都の仏師・宮本我休のコラボ作品「達磨」も展示されます。宮本は伝統的な仏教工芸を現代的に再解釈し、BUAISOUの藍染めの作品に新たな魅力をプラスしています。レセプションでは、宮本によるライブペインティングも予定されており、参加者はこのアートの制作過程を見ることができます。
ワークショップの開催
展覧会期間中、BUAISOUのオリジナルグッズ販売やワークショップも行われます。ワークショップでは、藍染めの技術を体験できる絶好の機会です。具体的には、板締めや絞り染め、ろうけつ染め、剣玉染めなどの技法を使ったレッスンが用意されています。各ワークショップは5500円から6000円で参加可能で、バンダナや剣玉が制作できます。また、汚れても良い服装での参加が推奨されています。お子様向けのミニバンダナワークショップも用意されており、家族で訪れるのにも最適です。
この機会にぜひBUAISOUの藍の魅力を体験し、深い色合いに癒されてみてはどうでしょうか。
会社情報
- 会社名
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株式会社WATOWA
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-7-4-3F
- 電話番号
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