新サービス「i-Press」
2011-07-06 07:00:01

アイプレスジャパン、電子書籍ビジネスを革新する新サービス「i-Press」の提供開始

アイプレスジャパン株式会社は、2011年8月22日より電子書籍ビジネスを支援する「i-Pressサービス」をSaaS形式で提供開始することを発表しました。このサービスは、デジタルコンテンツの著作権保護を強化するDRM(デジタル著作権管理)機能を持っており、特にコンテンツホルダーやビューア開発者、電子書籍ストアオーナーなどにメリットをもたらします。現在の電子書籍市場では、既存のビジネスモデルに様々な技術的障壁が存在し、読者がスムーズにコンテンツにアクセスできない状況が見受けられます。その多くは、DRMが厳格すぎるために生じる問題です。しかし、i-Pressサービスはこの課題を解決する次世代のDRMソリューションとされています。

この新システムは、ユーザーが様々なフォーマットを自由に使用できるよう工夫されており、ePub、PDF、さらには音楽や映像など、多岐にわたるコンテンツの配信が可能です。特に注目すべきは、コンテンツの保護ポリシーを柔軟に設定できる点です。これにより、特定のストア間でも共通の保護設定が実現可能です。

次に、このサービスがどのように既存の電子書籍の問題を解決するか、具体的に見ていきましょう。

主な機能と利点


1. フォーマットフリー - このサービスは多様なフォーマットをサポートしており、ユーザーは自由にコンテンツを制作できます。たとえば、電子書籍だけでなく、PDFや音声データなどが利用可能です。
2. ビューアフリー - 独自のビューアや汎用的なビューアに対応しているため、ユーザーは自分の好みの環境でコンテンツを楽しむことが可能です。
3. 端末の制約が無し - 機種変更後もコンテンツへのアクセスがスムーズで、タブレットやスマートフォンで簡単にコンテンツを利用できます。
4. 多様なコンテンツ対応 - 映像や音楽など、電子書籍以外のコンテンツにも適用できるため、広範なリッチコンテンツを取り扱うことができます。
5. 企業のドキュメント管理 - BtoBの文書管理にも利用可能で、機密保持が求められるデータの管理が効率よく行えます。

これにより、ビューア開発者はDRMの導入にかかる時間とコストを大幅に削減できます。また、コンテンツホルダーにとっては、電子書籍ビジネスの可能性が広がり、レンタル期間の設定も可能になるため、マーケティングとしての活用も期待されています。

さらに、図書館使用にも適しており、著作権に関する課題を解消できれば、迅速に電子図書館を運営することが可能になると言われています。

結論



アイプレスジャパンの「i-Pressサービス」は、デジタルコンテンツの未来を一新する革新的なサービスであり、著作権保護の新たなスタンダードを求める全てのコンテンツホルダーにとって、非常に有用なツールとなるでしょう。今後の展開や実績が大いに期待されます。

会社情報

会社名
アイプレスジャパン株式会社
住所
千葉県流山市前平井61番地ESSビル
電話番号

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