KINCHOのロングセラー商品「サッサ」が直面する課題
大日本除虫菊株式会社(KINCHO)が誇るロングセラー商品「サッサ」。1970年の発売以来、家庭の清掃に欠かせないアイテムとして多くの人に愛用されてきました。しかし、最近発表された「全国統一サッサ年代別認知度調査」の結果から、深刻な認知度のギャップが浮き彫りになりました。特に、若い世代からの認知率が低下していることが問題視されています。
調査結果のポイント
1. 深刻な世代間ギャップ
調査によると、20代の「サッサ」認知率は50代のわずか3分の1という結果が出ました。50代の63%が「知っている」と答えた一方、20代はわずか23%にとどまりました。「サッサって何?」「サッサって踊り?」といった誤解や珍回答も多く、世代間のギャップは明確です。
2. 忘れられた商品
「サッサ」をかつて使用したことがある人の中で、20年以上使用していない割合は44%に達しました。多くの人が「存在を忘れていた」という理由を挙げ、時代と共に「サッサ」が過去の記憶になってしまっている実態が明らかに。ただし、一度使ったユーザーの3人に1人、つまり33%の人が「サッサ」を21年以上使い続けていることも事実です。93%のサッサユーザーが友人に勧めたいと回答しており、その魅力はしっかりと残っています。
3. 様々な使用シーン
「サッサ」は単なる掃除用具ではありません。家具、家電、そして楽器に至るまで、幅広い使用場面で活躍しています。ユーザーからは「母が仏壇を拭くときに使っていた」などのエピソードが寄せられ、商品への愛着が感じられます。
「サッサのええとこ教えてキャンペーン」
Kインチョは調査結果を受け、ファンから「サッサ」の良さを再発信する「サッサのええとこ教えてキャンペーン」を開始します。このキャンペーンでは、参加者から得たメッセージの中から抽選で金鳥の商品詰め合わせがプレゼントされます。これは「サッサ」を知らない世代に向けてのアプローチでもあり、さらなる認知度向上を目指しています。
特設サイトと応募方法
キャンペーンは2022年11月28日から2023年1月13日まで実施され、特設サイトで応募が可能です。申込みはWEBフォームまたはハガキから行うことができます。
特設サイトURL
また、東京メトロ新宿駅には「サッサ」をテーマにした巨大広告が設置され、このキャンペーンの認知度向上にも貢献する予定です。
結論
「サッサ」は世代を超えて強い支持を受けている商品ですが、次世代へのアプローチが求められています。KINCHOが実施するさまざまな施策を通じて、「サッサ」の良さを再発見し、新たなファンを獲得していくことが期待されます。これからの「サッサ」の展開に注目しましょう。