ヤンマーとソニーの新会社、海洋技術展での挑戦
2026年1月28日から30日にかけて、東京ビッグサイトで実施される「Offshore Tech Japan2026 第7回海洋産業技術展」において、ヤンマーブルーテック株式会社が出展します。この合弁会社は、ヤンマーホールディングスとソニーグループが共同出資し、2025年10月に事業を開始した企業です。
持続可能な海洋技術の提供
ヤンマーブルーテックの目指すところは、海洋環境の課題を解決するための様々なソリューションの提供です。特に、環境に優しい船底洗浄ROV(遠隔操縦無人潜水艇)の技術開発に取り組んでおり、これはGHG(温室効果ガス)の抑制や海洋環境の保護、そしてダイバー人手不足の問題解決に貢献するものです。このプロジェクトは、両社の知識を結集させた第一弾の成果といえます。
今回の展示会では、ヤンマーグループが開発した船底洗浄ROVの実物を初めて披露します。これは業界最高クラスの洗浄速度を誇り、具体的には高圧水噴射方式が採用されており、なんと1時間あたり2,000平方メートルを清掃できるとのこと。船体に付着した貝類や汚れを95%以上除去でき、また発生した汚れを回収するシステムも完備されています。特筆すべきは、ヤンマー独自のろ過システムを利用し、排水をUV殺菌することで、環境にも優しい特徴を持っています。
水中3Dセンサー技術の革新
さらに、ヤンマーブルーテックは今展示会で水中3Dセンサーのプロトタイプも展示予定です。このセンサーを用いることで、水中の対象物をリアルタイムで測距し、モニターに3次元の点群表示を行うデモンストレーションが計画されています。この技術は、水中における3Dデータ化と処理のリアルタイム性、自己位置の把握において、従来よりも大幅に効率的なROVの運用を実現します。
さらに、ヤンマーブルーテックはこの水中3Dセンサーを搭載した船底洗浄ROVについて、2026年度中に実証実験を開始する予定です。これにより、海洋技術の進歩をしっかりと検証し、さらなる発展を目指しています。
展示会の概要
「Offshore Tech Japan2026 第7回海洋産業技術展」は、東京ビッグサイト南1ホールの海洋ロボティクスパビリオン内小間番号1S-K01で開催されます。このイベントは、株式会社JTBコミュニケーションデザインによって主催され、海洋産業の技術革新を促進する場として注目を集めています。
ヤンマーの長い歴史の中で培われた技術と、ソニーの革新性が組み合わさり、この新しい会社がどのように海洋産業の未来に寄与するのか、今後の展開に大いに期待が寄せられています。ぜひ、多くの方々にこの機会に足を運んでいただき、最新の技術トレンドを感じ取ってほしいと思います。ヤンマーブルーテックが展開する持続可能な海洋ソリューションに触れ、未来の海洋技術を体験してください。