京都府亀岡市と大阪府茨木市が観光連携協定を締結しました！

京都府亀岡市と大阪府茨木市の新たな観光連携

2023年8月20日、京都府亀岡市（市長：桂川孝裕）と大阪府茨木市（市長：福岡洋一）は、観光の振興を目的とした広域観光連携協定を締結しました。この協定は両市の異なる観光資源を活かしあうことで、内外の観光客を引き寄せ、より長く滞在してもらうことを目指しています。両市は観光振興を通じて持続可能な地域経済を築く意義を見出しています。

亀岡市の観光資源

亀岡市は年間300万人もの観光客が訪れる地域であり、その魅力は多岐にわたります。「嵯峨野トロッコ列車」や「保津川下り」、さらには「湯の花温泉」など、自然と歴史に根ざした観光資源が豊富にあります。亀岡市は、特に美しい自然景観や歴史的な名所が多く、訪れる人々の心を掴み続けています。

茨木市の魅力

一方で、隣接する茨木市は2025年に日本最長の吊り橋を誇る体験型施設「GRAVITATE OSAKA」をオープンする予定です。この新しい観光施設は、最新のアクティビティを楽しむことができる場所として多くの観光客に魅力を提供することが期待されています。歴史ある亀岡市とアクティブな茨木市が手を組み、新たな観光体験を創出することがこの連携協定の大きな目的です。

協定の特徴

特筆すべきは、本協定が固定的な行政区画に捉われない「ネットワーク型」の連携である点です。このアプローチは、旅行者の動きや文化のつながりを重視しており、観光圏の形成において新しい可能性を示唆しています。実際、京都府の自治体が大阪府の自治体と本格的な観光連携協定を結ぶのは非常に珍しい事例です。

協定締結式で亀岡市長桂川孝裕は、「茨木市様との協定は本市にとって大変心強いもので、茨木市の新たなランドマークであるGRAVITATE OSAKAと本市の自然や歴史が融合することで、独自の観光体験が生まれると確信しています」と語りました。

また、茨木市長福岡洋一も「亀岡市様との連携を通じて、地域の魅力を高め、両市がもっと活性化することを願っています」と期待を寄せました。

今後の取り組み

今後は、両市で共同プロモーションや周遊ツアーの造成、観光情報の共有などを行っていく計画です。また、物産展やイベントの連携も視野に入れており、観光体験の向上に寄与することを目指しています。

協定締結式の詳細

協定の締結式は、大阪府茨木市のダムパークいばきたで行われ、多くの関係者が参加しました。式には亀岡市の観光マスコット「明智かめまる」と茨木市のマスコット「いばらき童子」も登場し、賑やかな雰囲気の中で進行しました。

亀岡市の見どころ

さらに亀岡市は、秋から春にかけて「丹波霧」が見られることでも知られています。市内で盛んに行われている有機農業や、幻の和牛とされる「亀岡牛」など、国内外の食通をも惹きつける特長があります。そのため、亀岡市は今後さらに注目される地域となるでしょう。

この協定により、両市の間で更なる交流が生まれることが期待され、京阪神エリア全体の魅力が一層高まることでしょう。