日本ゼオン、医療・ライフサイエンス分野への新たな挑戦
2023年10月、株式会社日本ゼオン(以下、ゼオン)は新会社「ゼオンバイオソリューションズ株式会社」を設立しました。この新たな組織は、医療とライフサイエンスの分野での事業を拡大する意欲を表しています。設立の背景には、ゼオンの中期経営計画「STAGE30」が掲げる成長4分野の一つとして、この領域に力を入れる方針があるといいます。
新規事業の創出を加速する目的
ゼオンは、医療分野での新しいビジネスモデルを模索しており、その一環としてゼオンバイオソリューションズを立ち上げました。同社は、株式会社ナレッジパレットから譲受した高精度な解析技術「Quartz-Seq2」を基にしたトランスクリプトーム解析サービスを提供します。このサービスは、全ての遺伝子発現量を計測できる高出力型RNAシーケンス法を用いており、一つの細胞からでも精密なデータを取得できる優れた技術です。
ゼオンの既存のシクロオレフィンポリマーを活用した精密成形事業とのシナジーが期待されており、これにより新しい価値を創造することを狙っています。
STAGE30における成長戦略
ゼオンは、「STAGE30」の第3フェーズにおいて、2028年までに成長4分野での売上高比率を48%に引き上げる目標を設定しています。この成長戦略の中心には、医療・ライフサイエンス分野が位置しており、リソースを集中的に投入し、事業ポートフォリオの再編成を行うことで、さらなる成長を目指しています。
持続可能な社会と人々の生活への貢献
ゼオンは、持続可能な社会への貢献を掲げ、社会にとって不可欠な製品やサービスの提供を通じて、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に寄与することを誓っています。新会社の設立によって、これまで以上に多彩なアプローチで社会に貢献し、その成果を期待される場面が増えることでしょう。
ゼオンバイオソリューションズの概要
- - 社名: ゼオンバイオソリューションズ株式会社
- - 所在地: 兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目5番5号
- - 事業内容: トランスクリプトーム解析の受託サービス
- - 設立年月: 2025年10月
- - 代表者: 代表取締役会長 中村 昌洋、代表取締役社長 西村 克也
- - 株主: 日本ゼオン株式会社 100%
今後、ゼオンバイオソリューションズによる事業展開が注目されるとともに、医療分野での革新と発展が期待される時代へと突入しています。