新たに登場するCharaコミックス7月刊
2025年7月25日(金)、株式会社徳間書店が展開するCharaレーベルから、注目のボーイズラブ(BL)作品が4冊発売される。この4冊の中から、特に気になる作品をピックアップして各作品の魅力を紹介しよう。
1. 牢獄の王子と騎士の密約(著:案丸)
この作品は、最底辺から成り上がる二人の姿を描いた国家再建ファンタジーラブだ。物語の中心となるのは、貧しい環境から兵士を志願したフェルノと、地下牢に幽閉された第二王子ユリウス。ユリウスは、腐っていく国をこの目で見届けたいという夢を持つ。8年の間牢に閉じ込められていたユリウスは、先王の死をきっかけに国王代理となり、国を再建するための活動を始める。
物語の中で、フェルノとユリウスの絆が深まっていく様子は、読者を引き込むポイントである。また、周囲の逆境に立ち向かう二人の姿には、多くの人々に共感を呼ぶことであろう。定価は836円で、236ページのボリューム満点だ。
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2. 10年分の答えあわせ(著:くらのね吉)
次に紹介するのは、長年の親友同士の甘い恋模様を描いた作品。なおは、人と話すことが苦手で、その気持ちを察した親友の圭悟がいつも助けてくれていた。しかし、圭悟が地元を離れることが決まった今、このままでは終われない。恋心を抱きながらもなかなか言い出せずにいるなおの葛藤が、丁寧に描かれている。最終的には、圭悟から「最後だから、直接言ってほしい」と告げられることで、一歩前に進む姿を楽しめる。
この作品の価格は770円、全172ページの展開で、心温まるストーリーを楽しめる。
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3. 同居人は今日も風呂から出てこない(著:小指)
お次は、少し不思議な同居生活を描いた作品。引っ越した先のアパートで、男が風呂場に取り残されるという奇妙な状況が展開される。彼は中学時代の同級生で、広場恐怖症のため外に出れないという背景がある。この物語では、東と大内の関係が徐々に親密になっていく過程が楽しめる。
814円で196ページの読破感が味わえる作品だ。
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4. メスお兄さんを超えてゆけ(著:藤峰式)
最後に紹介するのは、12年越しのラブコメディ。無意識に魅力を振りまく「メスお兄さん」に惹かれた法学部生の篤巳が、幼馴染の夢二に再会するところから物語が始まる。自身が抱える感情や特異な好みを理解しようとする篤巳の挑戦は、感情移入しやすい。
価格は792円、全228ページというボリュームで、ラブコメ好きにはたまらない内容である。
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これらの新刊は、BL好きにとって見逃せない作品ばかり。ぜひ、手に取って新たな物語の世界を楽しんでほしい。最新情報については、Chara公式サイトや編集部のSNSをチェックしてみよう!
私たちの生活に潤いを与えてくれるボーイズラブ作品、ぜひお楽しみください。