リコー、Notes DB移行診断サービス開始でIBM Notes/Domino関連ビジネス拡大へ

リコー、Notes DB移行診断サービス開始でIBM Notes/Domino関連ビジネス拡大へ



老舗企業であるリコーが、企業の情報システム基盤刷新を支援する新たなサービスとして「Notes DB移行診断サービス」の提供を開始しました。長年にわたるIBM Notes/Domino関連システムの構築・運用実績から培われたノウハウを活かし、企業のIBM Notes/Domino環境を詳細に分析。その結果を基にした精度の高いレポートを提供することで、移行における課題やコストを明確化します。

このサービスの大きな特徴は、移行における課題とコストを定量的に評価できる点です。企業は、この評価結果によって、最適な情報プラットフォームへの移行効果や妥当性を迅速に判断できるようになります。具体的には、移行による費用対効果や、企業の要件に沿ったシステム構築が可能かどうかを客観的に評価できるため、将来的なIT投資計画の策定に大きく役立つと言えるでしょう。

本サービスでは、株式会社テンダが提供する「Composer Analyzer Tools」というNotes DB自動解析ツールを活用しています。このツールはNotes DBの設計情報を自動的に解析し、移行にかかる概算費用を算出できるため、診断にかかる時間とコストを大幅に削減します。従来は、人手を介した分析に多くの時間と費用がかかっていましたが、このツールの導入により、迅速かつ効率的な診断が可能となります。

近年、クラウドやモバイルの普及、グローバル化、BCP対策の強化など、ビジネスを取り巻く環境は大きく変化しています。多くの企業が、これらの変化に対応するため、IT基盤の統合・再構築や、コンテンツ管理インフラの整備に力を入れています。リコーは、こうした企業ニーズの高まりを受け、IBM Notes/Dominoのバージョンアップはもちろん、クラウドサービスとの連携によるハイブリッド環境構築、他グループウェアへの移行など、多様なソリューションを提供してきました。

今回の「Notes DB移行診断サービス」は、リコーが提供する「グループウェアリフォームサービス」を強化するものです。リコーは、このサービス強化を通じて、2016年までの3年間でIBM Notes/Domino関連ビジネスの売上高100億円を目指しています。この目標達成に向けて、リコーは、企業のデジタル変革を支援するリーディングカンパニーとしての地位をさらに強固なものにしていくと期待されます。

リコーの戦略

リコーは、単なるシステム移行支援にとどまらず、企業のデジタル変革戦略全体を視野に入れた包括的な支援を目指しています。Notes DB移行診断サービスは、その戦略における重要な一歩と言えるでしょう。今後、企業のデジタル化がますます加速していく中で、リコーのような老舗IT企業の役割はますます重要になっていくと考えられます。

今後の展望

このサービスの成功は、リコーの今後のIBM Notes/Domino関連ビジネスの成長に大きく貢献すると予想されます。また、本サービスを通じて得られた知見は、今後のサービス開発や顧客対応の質向上に活かされるでしょう。リコーは、顧客のニーズを的確に捉え、最適なソリューションを提供することで、デジタル社会における企業の競争力強化に貢献していくことが期待されます。

会社情報

会社名
リコージャパン株式会社
住所
東京都港区芝3-8-2芝公園ファーストビル
電話番号
03-6837-8800

関連リンク

サードペディア百科事典: リコー IBM Notes/Domino Composer Analyzer Tools

Wiki3: リコー IBM Notes/Domino Composer Analyzer Tools

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