持続可能な茶畑
2025-04-08 08:21:11

持続可能な未来を育む「茶畑めぐり」新ブランドが誕生

持続可能な未来を育む "茶畑めぐり"



宮崎県にある有限会社豊緑園が新たに立ち上げたブランド、「茶畑めぐり」。有機JASを取得しているこの茶園は、1937年の創業以来、茶畑の自然環境を守りながら持続可能な農業を展開しています。このブランドは、豊緑園が誇る7つの茶園とそれぞれに息づく7つの品種の魅力を生かした新しいプロジェクトです。

茶畑の生態系を守る取り組み



豊緑園の有機茶園は約13haにも及び、草取りや虫取りなどの作業を手作業で行い、自然との共生を意識した環境づくりがされています。蛍やヤマドリといった生物が訪れる豊かな生態系は、お茶だけでなく様々な植物や虫たちにも恵まれた調和の取れた環境を提供しています。しかし、こうした活動には多大な手間と時間がかかります。

年間を通じて行われるこれらの作業は、特に夏の除草作業が非常に過酷で、多くの雇用を必要とします。しかし、労働対価が十分でないために、多くの若いスタッフが辞めてしまう現状もあります。豊緑園では、共に働くメンバーとファンになってくれるお客様の存在が、農業の継続には不可欠であると感じています。

「茶畑めぐり」の立ち上げは、(1)茶園の魅力を知ってもらい、共感してくれる人を増やすこと、(2)商品を通じて働く人たちの生活を支え、生態系の保護を実現することが目的です。

「茶畑めぐり」の特長



新ブランド「茶畑めぐり」では、7つの茶園とそれぞれの品種が持つ生物たちとの物語が展開されています。具体的には、これらの茶園を巡り自然と触れ合う「茶畑めぐりツアー」を通じて、茶園の中での野点などを楽しむことができます。

また、夏にぴったりな水出し茶やパウダー茶など、各茶園にちなんだ有機茶商品を自社のオンラインショップや店舗で販売予定です。さらに、お茶を使用した「茶畑めぐり大福」も登場し、それらはオンラインショップでも購入可能です。「みどりとすずめ」やTEAサロン「サロンドテもりもっ茶」では、品種別お茶の飲み比べや、オリジナルのパフェ、かき氷、ジェラートなど、多彩なメニューが提供されます。

地域とのつながりを深める体験企画



また、地域における「四季の学校」と題した体験企画も開催されており、こちらは月に一度のペースで茶畑体験を提供しています。子どもたちの学びの場としてだけでなく、企業の研修や福利厚生としても利用可能であり、地域とのつながりを深める重要な役割を果たしています。

取締役の森本亜矢氏は、「虫や蛍たちと共生する茶園を守ることは大変な手間がかかるが、かけがえのない環境を育むことができる。『茶畑めぐり』には茶園を丸ごと楽しみ、守り続けたいという想いが込められている」と語ります。

豊緑園のウェブサイトでは新ブランドに関する詳細や物語が紹介されており、訪れる人々にとって親しみやすい情報源となっています。お茶を楽しむだけでなく、地域の環境と農業の未来について考えるきっかけになることでしょう。


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会社情報

会社名
有限会社豊緑園
住所
宮崎県児湯郡新富町日置5182-54有限会社 豊緑園
電話番号
0983-33-2843

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