マンガアプリ『comico』がリワード広告で飛躍的成長を達成

マンガアプリ『comico』が新たな広告戦略を成功させる

株式会社アドウェイズの子会社、ADWAYS DEEEが提供するリワード広告配信プラットフォーム「AppDriver」に搭載された『プッシュリワード』が、NHN comicoの提供するマンガアプリ「comico」に導入され、収益とユーザーの増加を実現しました。この新たな取り組みは、現在の厳しい広告市場において、ビジネスモデルの見直しと新しい価値を生み出すことを目指しています。

『プッシュリワード』導入の背景

広告業界では、世界的なインフレの影響が広がり、アクティブユーザーの増加が鈍化すると同時に、コロナ禍以降の広告単価の低下が顕著になっています。こうした中、comicoも収益モデルの見直しを図る必要が出てきました。そこで、NHN comicoは、ユーザーとの接点を活用しつつ広告収益と利用率の向上を図ることを決意しました。

新しい広告スタイルの導入

リワード広告、『プッシュリワード』は、ユーザー体験を損なうことなく広告接触が可能な新しいスタイルです。ユーザーが必要とするタイミングで適切な広告を表示することができ、その効果を最大化しています。具体的には「comico」で提供される動画リワード視聴後に得られる“レンタルチケット”を通じ、ユーザーは一定時間、マンガを無料で楽しむことができます。この特典を受け取るために多くのユーザーが専用ページに訪れることで、広告収益は約140％増加し、オファーウォールの利用者も180％増加しました。

インサイトターゲティングの活用

さらに、comicoでは新機能「インサイトターゲティング」の導入により、ユーザーの行動データを分析し、興味のある広告を優先的に提供することで、広告効果の最大化を図っています。これによりユーザーの体験を損なうことはなく、さらなる利用促進が期待されます。

comico担当者のコメント

comicoの杉澤暢茂氏は、今回の『プッシュリワード』の導入について「たくさんのユーザーにリワード広告を利用してもらえるだけでなく、マンガを読むきっかけも増えました」と述べています。特に、利用者数の急増がリテンション向上や課金率の向上にも寄与しているとのことで、将来的には、さらなる広告の拡充が重要だとしています。