工事写真管理を効率化!「蔵衛門」が日本下水道事業団の建築技術基準に対応
株式会社ルクレは、建設DXプラットフォーム「蔵衛門」が、地方共同法人 日本下水道事業団(JS)の建築工事における写真管理フォルダに対応したことを発表しました。
JSは、建設DXを推進するため、一般社団法人 施工管理ソフトウェア協会(J-COMSIA)と協力し、工事写真や出来形管理の効率化を進めています。ルクレは、J-COMSIAに参加している企業として、この取り組みを支持し、「蔵衛門」を活用することで、JSの建築工事を受注する建設会社が写真整理業務を無料で効率化できるよう支援しています。
JSの建築技術基準に準拠した写真管理フォルダが無料でお試し可能
これまで、JSの工事を受注した各社は、現場の判断で独自に写真管理フォルダを作成していました。そのため、撮り漏れやフォルダの混乱が生じ、発注者であるJSが納品写真を探す際に非効率な状況が続いていました。
ルクレはこの問題を解決するため、「蔵衛門」にJSの建築技術基準に準拠した写真管理フォルダを標準搭載しました。プリセットされた写真管理フォルダを使用することで、JS建築技術基準に沿った工種や撮影対象フォルダに写真を格納できます。
さらに、電子小黒板と併用することで、写真仕分けの自動化も2024年秋に予定されています。
「蔵衛門」は最大2カ月の無料トライアルを提供しており、JSの工事を受注している企業は、無料で写真管理フォルダを試すことができます。導入前に利便性を実感することで、JSの新しい技術基準を安心して使用できます。
今後の展開
ルクレは、JSの建築技術基準に準拠した写真管理フォルダに加えて、2024年秋には電子小黒板のテンプレートも提供する予定です。このテンプレートと工事写真管理フォルダを組み合わせることで、黒板作成から写真整理までの業務を一括して効率化することが可能になります。
「蔵衛門」とは
「蔵衛門」は、1999年に発売された台帳作成ソフト『蔵衛門御用達』を起源とし、写真管理に追われる現場監督の負担軽減を目的として開発されました。大手ゼネコンから小規模工務店まで幅広く導入されています。
建設業界で業務効率化のために推奨される“電子小黒板”を、デジタルカメラに代わる電子小黒板タブレットとして『蔵衛門Pad』を2014年に発売。国土交通省が定めるNETIS(※)で最高評価(VE)を獲得しました。
建設業への残業規制を受け、現場監督個人の効率化ではなく、現場全体の効率化を推進するため、2022年4月からは、現場アプリ・共有クラウド・パソコンソフトをワンプラットフォーム化した『蔵衛門プレミアム』を提供開始しました。施工管理で誰もが使う工事写真を軸にしているため、現場に無理なく浸透・定着させることが可能です。工事写真からはじめる建設DXプラットフォーム「蔵衛門」として、施工に関わるすべての人の業務効率化を推進しています。
※ NETIS(New Technology Information System:新技術情報提供システム)
株式会社ルクレについて
株式会社ルクレは、“デザイン×アイデア×ITで すべての人を次の世界へ”をミッションに掲げ、生活やビジネスなどさまざまなシーンにおける既存の考え・方法・癖(ユーザーリアリティ=UR)を理解し、ユーザーを軽やかに次の世界へと連れて行くサービスを提供しています。
会社概要
代表取締役:有馬 弘進
会社設立:1995年9月20日
* 公式サイト:https://lecre.jp
※ 「蔵衛門」は、株式会社ルクレの登録商標です。