日本の見えない美が世界経済を動かす文化資本の創出
2025年7月9日、一般社団法人Japan Beauty Network(JBN)が東京都千代田区の赤坂プリンス クラシックハウスで創設イベントを開催しました。この歴史的な会場に、世界30ヵ国から320を超える祝意とメッセージが寄せられました。特に、日本の上場企業からの花や電報が送られ、「見えない美」に対する関心と共感が国境を越えて広がる瞬間となりました。
JBNは、日本の美意識を国際社会と繋げ、文化の力を資本として昇華する新しいネットワークです。この日のテーマは、「文化は資本になるのか?ー『見えない美』が世界の経済を動かす」とし、国内外の文化リーダーやビジネスエグゼクティブが集まりました。参加者たちは、茶道や華道、書道、酒造といった伝統文化の実践者を始め、文化を駆使して社会変革を目指す起業家たちです。
イベントでは、高橋琴美代表と元大丸松坂屋百貨店社長の澤田太郎氏が特別対談を行いました。彼らは文化と経済の交差点を探る中で、日本の「見えない美」が未来の経済と社会にどのように役立つかを論じました。この対談は単なるイベントではなく、文化と経済が融合する新しい章の始まりを象徴していました。
高橋氏は、日本の「見えない美」、すなわち、空間や儚さ、調和に対する敏感さが、今後の新たな資本として重要であることを示しました。彼女は、文化が戦略的な深みを持つことで、グローバルな影響力を持つ「静かな力」となるというビジョンを提示しました。この瞬間は、文化的な名所の自然光の中で行われ、参加者たちの心にも深く響くものでした。
参加者の反響
「このような意義深い瞬間に居合わせることができて誇りに思います。対談は歴史、文化、経済が交わる素晴らしいものでした。私もJBNとともに日本の美を世界に広めていきたいです。」と華道家は語ります。
今後の展望
JBNは、今後の活動を以下の三つの柱で推進していくことを予定しています。
1.
行政連携 - 地域および文化行政との協働による支援基盤の整備
2.
企業タイアップ - 百貨店やライフスタイルブランドとの共創による文化価値の発信
3.
海外展開 - 日本の美をテーマにした国際展示や文化交流プロジェクトの組織
このイベントを皮切りに、JBNは日本文化が持つ「見えない価値」を広く発信し、各地域で新たな社会的価値を創出していくための活動を展開していく予定です。特別対談や参加者の声を基にした特集記事や連続企画の発信も計画中です。
JBNの背後にある理念
一般社団法人Japan Beauty Networkは、日本の「見えない美」に根ざした文化資本を世界と共有し、新たな共創エコシステムを構築することを使命としています。これは、地域創生や次世代リーダーの育成を通じ、文化を基盤とした新たな価値創造を目指すものです。公式ウェブサイトでは、JBNの活動や参加方法についても詳しく紹介しています。
基盤となる文化が経済成長へと繋がり、発信される新たなネットワークの姿を、私たちは注視していきます。未来への第一歩を踏み出したJBNの動向に、ぜひご注目ください。