鹿児島で味わう西アフリカの家庭料理『マフェ』
2025年3月2日(日)に、「サンエールかごしま」にて、シエラレオネの家庭料理「マフェ」を作る体験会が行われます。本イベントは、特定非営利活動法人 Alazi Dream Project(通称:アラジ)が主催し、シエラレオネ共和国での活動を基盤としています。代表理事の下里夢美は、10年間にわたってシエラレオネの女の子たちのための支援に従事しており、教育機会を失う女の子たちの現状を知ってもらうため、今回のイベントを企画しました。
シエラレオネの教育課題とアラジの取り組み
シエラレオネでは、10代で妊娠・出産を経験する女の子が多く、彼女たちは教育の機会を奪われてしまいます。実際、同国のクラス内で、6人に1人が予期せぬ妊娠により学業を断念しています。NPO法人アラジは、この問題を深刻な社会課題として捉え、教育を促進するための多岐にわたる活動を展開しています。その一環として、性教育の普及や、シングルマザーへの復学支援に力を注いでいます。こうした活動を支援するため、月々1,500円の寄付で1人の女の子が学校に通うことが可能になります。
体験会の内容と参加方法
今回の料理体験会では、西アフリカの家庭料理「マフェ」を実際に調理し、味わうことができます。マフェは、トマトの爽やかな酸味とピーナッツの濃厚なコクが特徴の料理です。お子様も楽しめるよう、辛みを抑えたバージョンを用意していますので、辛いものが好きな方は、後から調整が可能です。参加する方々には、シエラレオネの文化やアラジの活動についても学んでいただけます。
イベントへの参加は、個人でもグループでも大歓迎です。親子での参加も可能で、小さなお子様から気軽に参加することができます。参加費は、大人3,000円、小学生以上18歳未満が1,500円、未就学児は無料です。事前にPeatixからチケットを購入する必要があります。
伝統工芸品の販売も
当日会場では、シエラレオネの伝統的な染色技術「Gara布」を用いたピアスも販売されます。Gara布は、環境に配慮した自然由来の染料を使用しており、多様な色彩が魅力的です。これらのピアスの購入は、シエラレオネの無形文化財の保護に繋がるとともに、現地の女性や職人たちの経済的自立を支援します。
イベント詳細
- - 日時:2025年3月2日(日)13:30〜16:30
- - 場所:「サンエールかごしま」3階 調理室(鹿児島市荒田1丁目4-1)
- - アクセス:バス「サンエール前」下車すぐ、市電「二中通」下車徒歩8分など。
- - 持ち物:エプロンをご持参ください。
このイベントは、シエラレオネの文化と料理を楽しむだけでなく、国際的な課題にも目を向ける機会となります。新たな発見やつながりを感じながら、ぜひご参加ください。