パロマ瑞穂ラグビー場リニューアルの概要
名古屋市瑞穂区に位置する中部地方を代表する「パロマ瑞穂ラグビー場」が、2025年11月に大規模な改修工事を終え、新たにリニューアルオープンします。このラグビー場は、これまで日本のトップリーグ試合など多くの熱戦の舞台となっており、ファンにとっても特別な場所です。今回の改修では、観客、選手、運営における利便性と快適性が向上されています。
改修の主なポイント
今回の改修工事(2024年5月20日~2025年11月14日)を通じて、以下の重要な機能が更新されます。
観客席の魅力的な進化
総客席数は約10,400席に増え、以前のベンチシートや芝生席から快適な背もたれ付きの個席へと全面的に変更されることで、観戦環境が飛躍的に向上します。観客がより快適に試合を楽しむことができるようになります。
バリアフリーの強化
特に注目すべきはバリアフリーの改修です。車いす席は7席から74席に大幅増設され、バリアフリートイレも4か所から5か所へと増加します。さらに、観客席内の縦通路には手すりが設置され、ユニバーサルデザインが一層強化されています。
設備の近代化
大型の映像装置が更新され、鮮明な映像での試合観戦が可能となります。また、競技用照明がLED化され、環境にも配慮した明るいスタジアムへと生まれ変わります。
内装のリニューアル
エントランスや更衣室、浴室などの内装が一新され、特に更衣室には新設されたスポーツロッカーが追加されます。大会利用者にとって利便性が高まる設計となっています。
フィールドの革新
最高のパフォーマンスを引き出すため、フィールドの天然芝が全面的に張り替えられます。選手たちが最高のコンディションでプレーできる環境が整います。
環境への配慮
雨水の浸透を促進する設計や生物多様性に配慮したエントランス植栽が採用され、自然環境への影響を最小限に抑えつつ、快適で美しい空間を実現します。
瑞穂公園について
パロマ瑞穂ラグビー場が所在する瑞穂公園は、名古屋市瑞穂区に位置する都市公園です。園内には陸上競技場、野球場、アリーナ、水泳プール、弓道場など、15のスポーツ関連施設が集結し、地域のスポーツ愛好者から国際大会まで、幅広いスポーツ活動が行われています。特に、ここではサッカーJリーグ「名古屋グランパス」やラグビーリーグワン「トヨタヴェルブリッツ」の試合が開催され、地域の交流の場として重要な役割を果たしています。
新たなスタジアムへの期待
2026年3月にはさらなる改築が進み、約30,000席を有する国際規格の屋根付きスタジアムに生まれ変わる予定です。このスタジアムは、2026年に開催されるアジア・アジアパラ競技大会のメイン会場として使用される予定で、日本のスポーツシーンの中心となることが期待されています。
市民のための憩いの場
瑞穂公園は桜の名所としても知られ、地域住民の憩いの場として広く利用されています。南ひろばは2025年10月に全面改装され、緑や花々に囲まれた芝生広場が新たにオープンします。さらに、遊具やスポーツ施設も充実し、地域のイベントやマルシェも開催される予定です。
地域との連携
瑞穂公園は地域のボランティア活動や団体の協力によって育てられ、市民の皆さんと共に進化を続けています。花壇ボランティアにより四季折々の美しい花が育まれ、地域の人々に美しい光景を楽しませているのです。これからも瑞穂公園は、皆に愛される場であり続けることでしょう。