デザインの頂点を極めた万年筆ブランド「ancora」の成功物語

デザイン界の注目を集める「ancora」とは

株式会社原宿デザインが手がける万年筆ブランド「ancora」は、東京・原宿を拠点に活動しているプラス株式会社のプロジェクトです。このブランドは、イタリアの国際デザイン賞であるA’Design Award 2023で最高賞を受賞するなど、世界で計13のデザインアワードを獲得しました。

「ancora」の受賞歴

「ancora」は、イタリアの「A’Design Award 2023」ではコミュニケーションデザイン部門の最高賞プラチナアワードを受賞しました。また、ドイツの「iF DESIGN AWARD 2022」及び「Red Dot Award 2022」でも受賞し、世界三大デザイン賞のいずれも獲得するという快挙を達成しています。さらに、フランスやアメリカなど、多くの国のデザインアワードでも高評価を得ており、ブランドの国際的な影響力を示しています。以下がその受賞リストです：

- イタリア「A’Design Award 2023」コミュニケーションデザイン部門最高賞プラチナアワード
- ドイツ「iF DESIGN AWARD 2022」コミュニケーション部門 Winner
- ドイツ「Red Dot Award 2022」ブランド&コミュニケーション部門 Red dot winner
- フランス「DNA Paris Design Awards 2022」ブランディング部門 Winner
- アメリカ「MUSE CREATIVE AWARDS 2022」最高賞プラチナアワード

ブランドの背景

「ancora」は、2021年3月に東京・銀座にリアルショップをオープンしました。この店舗は、デジタル化が進む現代において、人々がアナログの良さや自分の手で書くことの価値を再評価する場として設計されています。店内では、思いを込めた「書く」ことの楽しさや万年筆の魅力を感じられるような空間を提供しています。また、Harajuku DESIGN Inc.が手がけたトータルブランディングにより、ブランドロゴやアイデンティティ、ECサイトの構築を行い、統一感のあるビジュアルを実現しました。

A’Design Awardとは

A’Design Awardは、世界最大級のデザインコンペティションで、約100か国のデザイナーが参加しています。授賞式はイタリアのコモで開催され、業界で最も権威のあるイベントの一つとして知られています。この大会では、優れたデザイナーやアイデアが一堂に会し、世界中のデザインが集結します。「ancora」も、その中で特別な評価を受けたことになるでしょう。

Harajuku DESIGN Inc.の役割

原宿デザインは、戦略とデザインの融合を目指し、様々なブランドの価値向上に取り組んでいます。その中で「ancora」のブランディングも手がけており、ブランドの持つ個性やストーリーを鮮明にするためのクリエイティブなアプローチを行っています。デザインに対する情熱と意識の高さが、「ancora」の成功に大きく寄与しているのです。

最後に

万年筆ブランド「ancora」の成功は、ただのデザインでなく、その背後にある哲学や思いを体現した結果だと言えるでしょう。「書く」ことの楽しさや価値を再発見する試みは、単なる商品の提供に留まらず、文化的な意味合いを持つものとして、多くの人々に受け入れられ続けています。今後も「ancora」のさらなる成長と、デザイン業界における影響力に期待が寄せられています。