Asanaが示すAIと働き方の未来
Asana(アサナジャパン株式会社)は、日経BPとの共同で「AIと働き方の現在地2026」という調査を行い、その結果を発表しました。この調査は、日本国内で働く451人を対象に実施され、生成AIの活用が進む中で、多くの企業がどのようなAI導入の障壁に直面しているかを明らかにしました。
調査から見えたAI活用の現状
調査によると、実に82.1%の企業が生成AIを活用しているものの、その主な用途は「情報検索」や「情報要約」といった個人レベルの業務に偏っており、実際に複数の業務でAIエージェントを導入している企業はわずか13.3%に留まっています。これは、多くの企業がAIを導入しつつも、その利用が個人の効率化に限られていることを示しています。
「仕事のための仕事」が妨げる成功
さらに調査では、AI導入後もなお多くの時間が、「会議」や「確認・連絡・情報共有」といった“仕事のための仕事”に費やされていることが指摘されています。このような非生産的な時間を削減することができなければ、AI導入の効果は薄れ、企業の成長を妨げてしまう危険があります。
調査対象者の52.1%が、AIツールの利用を推進・管理する人材や体制が整っていないことを問題視しており、46.9%は現行の業務プロセスがAIを活用することを前提としていないと述べています。これらの障壁を乗り越えるためには、企業内での情報の流れやコミュニケーションの改善が大切です。
組織内での情報共有不足
多くの回答者が89.4%が複数の部署と連携して業務を行っているにも関わらず、他部門の目標に対する理解がなされているのはわずか27.7%でした。これは、組織全体での効率的な業務遂行には情報と目標の共有が必須であることを示唆しています。
AIの真価は情報の整備にあり
調査の結果、81.6%の人々が必要な情報が一部の人や部署にしか存在しないと回答し、79.8%は過去の経緯や判断理由がきちんと記録・引継ぎされていないと指摘しました。AIは整理され納得のいく情報が蓄積されている環境でこそその能力を発揮しますが、現在の多くの企業がその基盤を整えることに失敗しています。
Asanaが提案する解決策
この調査とその結果は、Asanaが考える「AI活用による個人の効率化を組織全体の成果につなげるためには、構造化されたワークマネジメントが必要である」というアプローチを裏付けています。
ワークグラフによる情報共有の強化
Asanaの「ワークグラフ」は、仕事のつながりを一元管理し、誰がどのタスクを進めているかを可視化します。これにより、情報の流れがスムーズになり、AIの効果的な活用が可能になります。
Agentic Work Managementの導入
また、Asanaが提供する「Agentic Work Management」は、AIエージェントが自律的にタスクを実行し、人間と連携できる環境を整えます。これにより、組織全体の業務プロセスとその進捗を可視化し、業務効率を大きく向上させることが期待されています。
調査から導かれる未来の働き方
今後企業が力を入れる必要のあるのは、個人の効率化という「点」を、組織全体の実行力という「線」として結び付けることです。従来型の会議に依存するのではなく、それを減らすための仕組みをどのように構築するかが問われています。
Asanaの「AIと働き方の現在地2026」の詳細は、公式サイトから無料でダウンロードできます。