メタン削減の新技術
2026-02-09 10:38:12

黒毛和牛のメタン排出削減に向けた新しい取り組みが始動

黒毛和牛を守る新しい試み



近年、地球温暖化の影響が深刻化する中、畜産業における環境負荷削減の取り組みが求められています。そんな中、兼松株式会社は、株式会社敷島ファームおよびdsm-firmenich AGと手を組み、黒毛和牛へのメタン削減資材「ボベアー®」の給与実証を実施しました。この取り組みは、環境の保護と持続可能な畜産業の確立を目指す重要なプロジェクトです。

メタンガスの影響とその対策


牛のげっぷに含まれるメタンガスは、温室効果ガスの一種であり、畜産業では大きな環境問題となっています。農研機構によると、国内の農林水産業において、消化管由来メタンは稲作に次ぎ、重要な排出源とされています。このメタンは世界の温暖化ガス総排出量のおよそ5%を占めています。

この問題に対処するため、互恵を図る必要があります。そこで、三社は黒毛和牛の育成を通じて、環境負荷の低減に貢献する方法を検討しました。特に注目すべきは、dsm-firmenichが開発した飼料添加物「ボベアー®」。これは、乳牛において平均で30%、肉牛で平均45%のメタンを削減することができる製品です。

実証実験の概要


今回の実証実験は、北海道の敷島ファーム白老牧場で行われ、2025年11月から70日間にわたりました。対象となったのは、黒毛和牛24頭で、毎日同じ時間にボベアー®を既存の飼料に添加して給与しました。実証実験の結果、ボベアー®は既存の飼料に問題なく添加でき、給与作業の大幅な増加もありませんでした。さらに、牛の行動や健康状態も正常であり、メタンの削減量は二酸化炭素換算で約5.5トンに達しました。

今後の展望とカーボンインセット推進


実証結果を受けて、兼松とdsm-firmenichは、2025年にボベアー®の環境価値を強調した製品の販売に向けた連携協定書を締結しています。これにより、サプライチェーンにおけるメタン削減を持続可能な形で実現することが期待されています。また、カーボンインセットの仕組みを活用し、消費者に提供する畜産品の購入を通じて、環境価値を実現する取り組みも進める予定です。

まとめ


兼松、敷島ファーム、そしてdsm-firmenichの3社によるこのプロジェクトは、持続可能な食のサプライチェーンの確立に向けた第一歩となるでしょう。今後の発展が期待される中、我々は様々な取り組みを通じて、より良い環境のために手を取り合うことが重要です。この試みが成功することで、未来の畜産業もより環境に配慮した形へと進化することでしょう。


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会社情報

会社名
兼松株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー
電話番号

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