学研グループ、障がい者雇用推進のための講座を開催しサポーター育成

学研グループが目指す障がい者雇用の未来

株式会社学研ホールディングスは、2025年6月18日に「精神・発達障害者しごとサポーター養成講座」を実施し、グループ内の約140名がこの講座を受講しました。障がい者の雇用とその定着を推進するために、同社は全社員を対象にしたこの講座の開催を決定しました。

障がい者雇用の現状

近年、精神的な障がいを持つ方の雇用が増加している中、学研グループはその流れを受けてグローバルにダイバーシティ＆インクルージョン（多様性と包摂）を推進しています。講座では、精神・発達障がい者を支援するサポーターとなるために必要な知識やスキルを学ぶ機会を提供し、特に管理職や人事担当者を対象にしています。全社員がこのテーマについて正しい理解を持つことは、より良い職場環境を作るための第一歩です。

講座の内容

講座はハローワーク品川の公認心理師が講義を担当し、精神・発達障がいに関する基礎知識や、実際の職場での合理的配慮の具体例を交えた内容が展開されました。受講者によるグループワークも行われ、参加者同士の意見交換を通じて、障がい者への理解がさらに深まりました。

受講者の反響

講座に参加した従業員たちは、「明日からでも実践してみたい」と口々に感想を述べており、学びを職場に活かす意欲が実感されました。グループでのディスカッションでは、他社の雇用の状況や取り組みについても情報を共有することができ、幅広い視点での学びが得られました。

今後の展望

この講座を受けた学研グループのサポーターは過去500名を超え、同社はこれからも多様性を大切にした職場環境の整備を進めていきます。また、障がい者と共に成長できる文化を促進することで、企業全体のイメージ向上やブランド価値の向上にも寄与することでしょう。グループ全体での取り組みにより、障がい者の雇用がさらに進展し、社会全体の理解と支援が深まることを目指しています。