MKK PROJECT by 三菱化工機が始動
本日、三菱化工機株式会社は「MKK PROJECT」を発足させました。この新しいプロジェクトは、同社が有する環境対応及び創エネルギー技術と、様々な業界の共創パートナーの知見を融合させ、地域社会の課題解決を目指すものです。主に川崎市や神奈川県に拠点を置く企業や団体との連携を通じて、水素やバイオマスを用いた地域循環型エネルギーシステムを開発し、持続可能なビジネスモデルを構築していきます。
プロジェクトの背景
近年、日本においてはカーボンニュートラルに向けた取り組みが進められていますが、単独の企業による技術開発や製品供給だけでは限界があります。多種多様な業界の企業が協力し合い、需要創出を視野に入れたビジネスの連携が求められています。現状では、水素やバイオマスの技術供給がプロダクトアウト型に偏っており、市場における需要との整合性が取れないという課題が浮き彫りになっています。これを改善するためには、マーケットインの視点でビジネス全体を再構築し、全体最適を目指した技術開発と市場開拓が必要です。
MKK PROJECTの目指す未来
MKKプロジェクトは、川崎を「Energy創発特区」と位置付け、同地域の独自の文化と技術のエネルギーを活かしたビジネスモデルの創出を促進します。三菱化工機は90年間培った環境関連技術を基盤に、スポーツ&カルチャー、環境・災害対策、食・医療、学び・人材育成、地域創生という5つの活動分野で共創パートナーと協力し、新たな取り組みを推進していく方針です。
川崎の特色を生かして
川崎市は、日本の高度経済成長を支えた工業都市でありながら、多くの環境問題にも直面してきました。しかし、その成長と変革は常に最新技術に支えられており、今後も環境への配慮を忘れず、進化を続けることが求められています。川崎では、アスリートやアーティストが集まり、地域の企業が持つ技術との相乗効果により、エネルギーの新たな創出に取り組んでいくことになります。
具体的な取り組み
2025年度には「スポーツ&カルチャー」領域において、川崎新!アリーナシティ・プロジェクトの一環として環境対応型アリーナの建設に向けた実証実験を、株式会社ディー・エヌ・エーと共同で進めていきます。さらに、食や医療、学びや人材育成の分野では、上智大学との協力で「フード&エネルギーのサーキュラーエコノミー化」をテーマにした社会連携講座も開設予定です。
三菱化工機は、これからも持続可能な未来に向けて、人々の快適で健康的な生活を実現するための新たな挑戦を続けていきます。詳細な情報は公式ウェブサイトで確認できます。
公式サイト