豊橋市での特別展示『クロスボーダー:越境する美術』
愛知県美術館と愛知県陶磁美術館の貴重なコレクションが、豊橋市に再びやって来ます。2026年2月21日から開催される移動美術館『クロスボーダー:越境する美術』では、国内外の著名なアーティストたちの作品が約60点展示され、アメデオ・モディリアーニ、藤田嗣治、エミール・ガレ、河井寬次郎といった名だたる作品が一堂に集まります。これに伴い、豊橋市美術博物館では、特別な関連イベントも行われる予定です。
『越境する美術』とは?
移動美術館『クロスボーダー:越境する美術』は、19世紀後半から20世紀にかけての美術と工芸の歴史を探求するもので、交通網の発展に伴って人やモノが移動することで生まれた国境を越えたアートの様式を紹介します。豊橋市での開催は2回目で、地域住民に愛知県の美術コレクションを広く知ってもらおうという目的も含まれています。
作品の一部をご紹介
- - ピエール・ボナール《子供と猫》(1906年頃)
- - 川本桝吉(初代または二代)《色絵群鶴図花瓶》(19世紀)
- - ラースロー・モホイ゠ナジ《コンストラクション『ケストナー版画集6』より》(1922-23年)
- - 川本半助(六代)《虎置物》(19世紀前半)
これらの作品は、愛知県美術館と愛知県陶磁美術館が保有するものの中から厳選されており、訪問者はそれぞれの芸術作品が持つストーリーや技術に触れることができます。
多彩な関連イベント
この美術展に際して、さまざまなイベントが計画されています。以下の特別プログラムが開催される予定です。
記念講演会「移動から見える近代」
- - 日時: 2026年2月21日(土)14:00〜15:30
- - 講師:
- 平瀬礼太(愛知県美術館館長)
- 佐藤一信(愛知県陶磁美術館館長)
- - 司会: 岡田亘世(豊橋市美術博物館館長)
- - 定員: 先着80名(申込不要、聴講無料)
ギャラリートーク(展示説明会)
- - 日時: 2026年3月8日(日)、3月21日(土)14:00〜14:40
- - 講師: 愛知県美術館および陶磁美術館の学芸員
- - 参加条件: 申込不要、聴講無料
ワークショップ「ビンの中でクロスボーダー」
- - 日時: 2026年3月1日(日)14:00〜16:00
- - 講師: 愛知県陶磁美術館の陶芸指導員
- - 定員: 15名(小学生以上、未就学児は要付添)
- - 参加受付: 2026年2月3日(火)9:00より電話受付(0532-51-2882)
- - 参加費: 無料
ミュージアムコンサート
- - 日時: 2026年3月20日(金・祝)11:00〜11:30
- - 場所: 豊橋市美術博物館 玄関ホール
- - 出演: アンサンブル クレール(女声合唱)
- - 参加条件: 申込不要・観覧無料
展覧会の概要
- - 開催期間: 2026年2月21日(土)〜3月22日(日)
- - 開館時間: 9:00〜17:00(初日は12:00から)
- - 観覧料: 無料
- - 会場: 豊橋市美術博物館 1階展示室3、4
芸術と文化の融合を体感し、豊橋で特別なひとときを過ごしてみませんか。美術展『クロスボーダー:越境する美術』で、愛知県の誇る名作たちとともにお待ちしております。