イベント概要
2023年、STUDIO ZEROと大阪ガス株式会社は共同で「EC事業における顧客体験向上戦略」セミナーを開催しました。本セミナーでは、参加者たちが顧客体験を向上させるための具体的な戦略について学ぶことができました。参加者には、エナジーソリューション事業部計画部市場戦略チームのメンバーを招き、彼らの実体験も交えた話が強調されました。
STUDIO ZEROの使命
STUDIO ZEROは、企業の新規事業開発や成長を支援する伴走型サービスを提供しています。彼らは顧客の主体性を重視し、時にはリードすること、時にはサポートすることで、企業内に知識や経験を蓄積させることを目指しています。単なるアドバイスや調査報告だけでなく、「事業共創」という形で顧客と共に成長することを志向しています。これにより、顧客は自主的に事業を展開できる力を身につけるのです。
大阪ガスの新規事業「FitDish」
村井氏は、大阪ガスのFitDish事業について講演を行いました。この新しいライフビジネスソリューションは、冷蔵のおかずパウチを宅配するサブスクリプションサービスです。顧客に合わせた商品をお届けする「おまかせ診断」という特徴を持ち、2023年9月から多くの共働き世帯から支持を得ています。しかし、現在では20代から60代以上の幅広い世代に利用されるようになっています。
新規事業立ち上げ時の課題
村井氏は、新卒3年目で新規事業立ち上げに挑戦する中で、様々な課題と向き合いました。特に新規事業にまつわる業務の優先順位付けやKPI設計に関しての困難を強調しました。また、実績の集計後にそれをどう活用していくかが課題であったことも語られました。彼は「新規事業は難しいと感じていた」と素直な気持ちを表現しました。
課題解決のためのステップ
セミナーでは、こうした課題に対する解決策が提案されました。具体的には、新規獲得施策の最適化や、データの可視化、ユーザー体験の向上、顧客の声の収集と分析が挙げられました。特に、「顧客の声の収集と分析」は、サブスク事業を伸ばすための重要な鍵であることが強調されました。これにより、企業はより良いサービスを提供するための基盤を築けるのです。
まとめ
本セミナーを通じて、大阪ガスとSTUDIO ZEROが協力し、顧客体験を向上させるための具体的な戦略を共有しました。参加者は新規事業の実践例や改善策を学ぶことで、今後のビジネス展開に役立てることができるでしょう。顧客理解を深め、常に進化を続ける企業としての姿勢が求められています。今後もこうした取り組みが多くの企業に広がることが期待されます。