UMIとインド理科大学院(IISc)が戦略的パートナーシップ締結！～素材・化学産業の未来を切り拓くグローバル連携～

UMIとインド理科大学院(IISc)が戦略的パートナーシップを締結！

日本の素材・化学分野の投資会社であるユニバーサルマテリアルズインキュベーター株式会社(UMI)が、インドのトップレベルの高等教育機関であるインド理科大学院(IISc)と、戦略的パートナーシップを締結しました。この連携により、両国の強みを活かした革新的な取り組みが加速すると期待されています。

インド市場への積極的な投資

UMIは、世界第3位のスタートアップ大国であるインド市場に注目し、2023年5月には、農家の干ばつ問題解決に挑むEF Polymer社に出資しています。同社が開発した超吸水性ポリマーは、100％有機・完全生分解性という環境にも配慮した画期的な技術です。インドは急速な経済発展に伴いエネルギー消費量が増加し、環境問題が深刻化している一方、IT・AI分野だけでなく、素材やエネルギー分野のスタートアップも増加しています。これらのスタートアップ企業の技術は、同様の課題を持つ新興国市場へのグローバル展開に大きく貢献する可能性を秘めています。

IIScとの連携によるシナジー効果

IIScは、1909年に設立されたインドを代表する国立高等教育機関であり、科学技術の研究・教育、そして産業界との連携による社会実装において高い実績を誇ります。特に、Society of Innovation & Development (SID)は、産学連携によるイノベーション創出を推進しており、UMIとの連携は、その活動をさらに加速させるものとなります。

今回のパートナーシップは、UMIが持つ投資ノウハウと、IIScが持つ研究開発力、そしてインドのスタートアップエコシステムを融合させることで、素材・化学産業における新たなイノベーション創出を目指します。具体的には、インドのスタートアップ企業と日本の大企業との協業促進、グローバルな社会実装を目指した取り組みを推進することで、両国の発展に貢献していきます。

日本の素材・化学産業の活性化

UMIは、日本の素材・化学産業の強化をビジョンに掲げ、優れた技術を持つ企業の育成に力を入れています。今回のIIScとのパートナーシップは、そのビジョンの実現に向けた重要な一歩です。インド市場への進出を支援することにより、日本の素材・化学産業の国際競争力の強化、新事業創出プラットフォームとしての地位向上を目指します。

今後の展望

UMIとIIScのパートナーシップは、単なる企業連携にとどまりません。両国の経済発展、環境問題解決、そして持続可能な社会の実現に貢献する、グローバルな取り組みへと発展していくことが期待されます。この連携が、素材・化学産業の未来をどのように変えていくのか、今後の展開に注目が集まります。

UMI、IISc概要

UMI(ユニバーサルマテリアルズインキュベーター株式会社)
本社所在地：東京都中央区築地1丁目12番22号
代表取締役：木場祥介
設立：2015年10月6日
事業内容：素材・化学分野の新技術・事業への投資

IISc(インド理科大学院)
設立：1909年
所在地：インド・バンガロール
* 概要：インドを代表する国立高等教育機関。科学技術の研究・教育、産学連携によるイノベーション創出を推進。