ダウンジャケット受賞
2022-10-07 14:21:51

岩手県宮古市のダウンジャケットがグッドデザイン賞を受賞!

岩手県宮古市が誇るダウンジャケットの快挙



2022年度グッドデザイン賞において、岩手県宮古市に拠点を置く有限会社クラスターが製作したダウンジャケット「The Authentic Down Jacket」が受賞を果たしました。この賞は、日本デザイン振興会が主催し、世界的にも著名なデザイン賞の一つ。1957年に始まった由緒あるこの賞は、デザインの質や独自性が評価される場として知られています。

岩手県宮古市からの受賞は初めてのケースであり、注目が集まっています。審査委員の評価では、伝統産業による美しい生地を使用し、国産のダウン素材と組み合わせる斬新なアプローチが特に評価されました。また、全国のアパレルブランドや産地とのコラボレーションを進める姿勢も高く評価されています。

プロジェクトの背景



「The Authentic Down Jacket」は、冒険家からコレクションブランドまで幅広いオーダーに応じるダウンウェア専門工場が開発した製品であり、2021年7月からはクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」を通してプロジェクトを立ち上げました。この取り組みは多くの人々の支持を受け、全国の生地産地との協業へと展開しています。

同ジャケットは、全国の伝統工芸の技術を取り入れた生地を使用し、小ロットでの生産を可能にすることで、オリジナルのダウンジャケットを提供することができます。刺子やちりめん、デニムといった素材の特徴を存分に活かし、独自の高品質な製品を生み出しています。

審査員の視点



今回の受賞について、審査員からは「日本各地の優れた伝統素材を用い、国産ダウンと結びつけることで新たな価値を創出している点」が特に評価されました。生地メーカーやアパレルブランドとの協業を通じて、ローカルなビジネス展開を目指す姿勢が新しいビジネスモデルとして注目を集めています。

受賞後のメッセージ



有限会社クラスターの代表である小林晃氏は、「この受賞を通じてローカルの縫製工場が全国の生地とつながり、高品質なダウンウェアを提供するビジネスモデルの確立を目指しています」とコメントしました。また、将来的には海外市場への展開も視野に入れているとしています。

コラボレーションの拡大



現在、「HayachineMade」は全国各地の伝統産業とのコラボレーションを進めています。コレクションの中には、京屋染物店や日乃本頒布、倉敷デニムなど、さまざまな地域の素材を使用したシリーズが用意されています。これにより、オリジナリティあふれる製品を求める多様な顧客のニーズに応えています。

新作情報とイベント



新たに発表される「The Authentic Down Jacket 4way」は、フードや袖が脱着可能でダウンベストとしても利用でき、裏地もリバーシブルとなっているため、様々なスタイルで楽しめる一着です。2022年10月15日には、受賞を記念したトークショーも開催され、多くの参加者に興味を引いています。このイベントでは、ブランドの代表者や地域おこし協力隊が登場し、今後の展望について熱い議論が交わされる予定です。

このように、地域の特産物や伝統技術を活かしたダウンジャケットの誕生は、今後のビジネスシーンに新たな風を吹き込むようなポテンシャルを秘めています。まだまだ未開拓の領域を広げていく期待が高まる中、有限会社クラスターの「HayachineMade」の今後の展開に注目です。

会社情報

会社名
有限会社クラスター
住所
岩手県宮古市千徳第13地割50
電話番号
0193-64-4535

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。