Soil、3000万円寄付
2023-03-15 10:00:02
非営利スタートアップ支援団体Soil、3000万円を寄付、3団体を選定
非営利スタートアップ支援団体Soil、3000万円を寄付し3団体を選定
社会課題解決に挑む非営利スタートアップを支援する一般財団法人Soilは、2023年1月に設立されたばかりの団体です。代表理事の久田哲史氏が個人資産などを原資に設立し、創業期の資金不足に悩む非営利スタートアップへの支援を目的としています。この度、Soilは第一弾となる助成プログラム「Soil 1000」において、3000万円の寄付を決定。463件もの応募の中から厳正な審査を経て、3つの団体を選定しました。
選定された3団体
今回の助成対象となった3団体は、それぞれ社会問題解決に独自の取り組みを行っています。各団体への助成金は1000万円です。
株式会社AiCAN: 児童虐待問題の解決を目指し、福祉現場へのAI技術導入支援を行うスタートアップです。研修からアプリ開発までワンストップで支援することで、現場職員の迅速かつ適切な意思決定を支援し、「すべての子どもたちが安全な世界」の実現を目指しています。
株式会社Sunda Technology Global: アフリカにおける安全な水のアクセス向上に取り組んでいます。独自の自動井戸料金回収システム「SUNDA」を用いて、井戸の維持管理を外部資金に頼らず持続可能なものにすることで、水不足問題の解消に貢献します。
* 株式会社イノカ: 海洋環境を水槽内に再現する技術を用いて、「海の見える化」を実現する環境移送ベンチャーです。海洋生態系の教育事業や、都市部での海洋研究プラットフォーム事業を展開することで、海洋環境の保全と研究の発展に貢献しています。
Soilの活動と今後の展望
Soilは、資金援助だけでなく、事業立ち上げ経験豊富なメンバーによるノウハウ提供や人的ネットワークの活用支援といった多角的なサポートを提供することで、非営利スタートアップの成長を促進します。
代表理事の久田氏は、選考過程で多くの応募者から熱意と社会貢献への強い意志を感じたと述べています。選考の厳しさを感じながらも、多くの非営利スタートアップの活動に感銘を受け、今後の活動にも意欲を見せています。Soilは、今後さらなる支援体制の構築や、他の起業家との連携強化を通して、社会課題解決を目指す非営利スタートアップのエコシステム拡大を目指していくとのことです。
Soilは「Soil 100」という、創業前後の実績がない非営利スタートアップを対象とした別の助成プログラムも展開しており、こちらは最大100万円の助成を提供しています。選定団体については近日中に発表予定です。
今回の助成は、社会課題解決に挑む非営利スタートアップにとって大きな力となるだけでなく、社会全体への波及効果も期待されます。Soilの活動は、今後の社会貢献活動のあり方にも大きな影響を与える可能性を秘めていると言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
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公益財団法人Soil
- 住所
- 東京都渋谷区恵比寿一丁目21番18501号
- 電話番号
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