コープデリ、能登半島地震の復興支援を強化
コープデリ生活協同組合連合会(本部:埼玉県さいたま市)は、能登半島で発生した地震からの復興支援を続けています。この活動は、単なる緊急支援にとどまらず、地域に根ざした持続的な支え合いを目的としています。特に、生活協同組合コープいしかわとの連携が強化され、新たに3名の職員が派遣されることが決まりました。
復興支援の背景と目的
2024年1月以降、コープデリは全国の関係生協と協力し、被災した地域の生活を支えるためのボランティア活動を数多く行ってきました。コープいしかわの宅配センターでは、生活必需品の配達を行うなど、地域の方々の生活支援に力を入れています。しかしながら、復興は依然として道半ばであり、さらなる支援が必要とされています。そのため、2025年4月から2026年4月の1年間、新たに派遣される職員たちは、配達業務だけでなく、組合員の支援活動にも尽力することになります。
新たな職員の決意
新たに派遣される3名の職員は、コープみらいから2名と、コープデリ連合会の子会社「トラストシップ」から1名が選ばれました。これらの職員は、上司や同僚たちから引き継がれる使命感を胸に、被災地へ向かいます。特に、1名の職員は妻が輪島出身であり、個人的なつながりを持つ地域のために力を尽くしたいとの意気込みを語っています。
「前任者との信頼関係を引き継ぎながら、地域の方々に寄り添い、信頼される存在になりたい」と、出向を決めた彼は語ります。
大谷理事長からのメッセージ
コープいしかわの大谷学理事長は、派遣される職員たちに対して深い感謝の意を表しました。「『能登を笑顔に』という復興のスローガンのもと、皆さんの存在が被災した組合員や職員の笑顔につながっています。全国の生協のつながりや支え合いを震災を通じて実感しています。1年間、一緒に頑張っていきましょう」と励ましました。
地域連携と今後の展望
コープデリグループは、さらなる地域連携の強化とともに、能登半島の復興支援活動に引き続き取り組む意向です。被災地域の人々が再び笑顔で過ごせるよう、今後も努力を続けることでしょう。
行動を共にすることで、地域と私たちのつながりはより強固なものになることが期待されます。能登半島の復興には時間がかかりますが、コープデリの支援が少しでも力になることを願っています。