旺文社が東京都立晴海総合高校と連携し探究授業を実施

株式会社旺文社が、東京都立晴海総合高等学校の「探究Ⅱ」授業に2年連続で参加することが決定しました。この取り組みは、高校生が実社会の課題を解決する力を養うことを目的としており、旺文社は2024年度からの連携を経て、2025年度も同様の協力を続けることになります。

探究Ⅱ授業とは？

この授業は、晴海総合高等学校で3年次に行われる特別なプログラムであり、社会に対する関心を高め、他者理解を深めることが重視されています。旺文社は、探究課題を提供し、生徒たちが実際の社会問題に触れる機会を作ることで、彼らの学びを支えます。2024年度の詳細は、旺文社の学校向けポータルサイト「パスナビ for School」で閲覧可能です。
パスナビ for School

新しい広告モデルの探究

2025年度に旺文社が提供するテーマは、「大学と高校生のマッチング」に関連した新たな広告モデルの考案です。学生たちは、受験生の減少や競争の激化といった現状を踏まえながら、大学がどのように魅力を伝えるかを考え、旺文社の受験情報誌やWebサービスを使用して具体的な広告プランを策定します。この授業を通じて、大学と高校生の間に存在するコミュニケーションの壁を取り払うことを目指しています。

未来を見据えた学び

探究活動は、高校生が高等教育機関に対する理解を深める貴重な機会となります。2024年度の授業では参加した生徒から「学びについて考えるきっかけになった」「進路を見据える契機となった」という意見が多数寄せられました。旺文社は、次年度以降も生徒の学びへの意欲や自身の将来を見つめ直すきっかけ作りに努めていく考えです。

晴海総合高校の特徴

東京都立晴海総合高校は、1996年に開校以来、21世紀の社会変化に対応するための教育を行ってきました。総合学科高校として、学生が自らの進路を主体的に考える環境を整えています。特徴的なカリキュラムとして単位制を採用しており、専門科目を含む多様な学びを提供しています。また、ノーチャイム制やノー放送制など、自由な学びの環境も魅力の一つです。

卒業生たちの進路選択を促進するためにも、多くの企業や教育機関との連携を深め、質の高い教育環境を維持していくことを目指しています。